「X-MEN ファイナルディシジョン」 ブレット・ラトナー監督,ヒュー・ジャックマン,ハル・ベリー出演(2006,アメリカ)。
特殊能力を持つミュータントを主人公にしたX-MENシリーズも本作が3作目。金曜夜の娯楽映画として見ました。まあ大体が予測はつく訳で,そんな予測の範囲内におさまっていたという意味では及第点でしょうか。
ミュータント能力を消し去ってしまうキュアの発見は,ナイスなアイディアですね。あれに勝つのはこれで,これに勝つのはあれで,とわいわい議論して,これいけるんじゃねーの,と発見したっぽい感じですが。
前作で死んだはずのジーンが本作では復活。二重人格の負の人格が現れ大暴れするのですが,もう一つ負の側面が弱い感じ。
アクションシーンは,まあこの手の映画ですから予想どおり派手に頑張っていました。金属を自由に動かせてしまう悪の親玉マグニートーが車を吹き飛ばしてしまうシーンなんかは,あの鉄の帽子かぶって変なポーズを取るオヤジがかっこよく思えてしまいました。
ストーリーの見せ方としては,もう少し。やや性急な場面が目立ち,もうちょっと説明してもいいのになーという部分が多かったです。
主人公のウルヴァリンって,いつも特殊能力って何だっけと忘れちゃうんですが,実は治癒能力なんですよね,あ,そうだったねと思い出させられます。
でも,治癒能力というとロールプレイングゲームあたりでは精霊系のキャラの仕事なので,マッチョ肉体派の主人公が癒し系(まあちょっと意味合いが違うけれど)っていうのは何かしっくりこない。こう考えてくると,そういう偏見に挑んだのかも(絶対に違うと思いますが)。
なお,映画の終わりは例のごとく,ファイナルにはならないかも・・・っていう終わり方になっています。

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