去年Terrell Owensが入団してグレードアップに成功したWR陣ですが、Freddie MitchellのカットとOwensのホールドアウトで現状ではここ数年で最もタレントレベルの低い状態です。
最も問題なのはNFLで経験の有るWRがTodd PinkstonとGreg Lewisしか居ない事です、Greg Lewisも2年間で23キャッチしかしていませんし3年目のBilly McMullenは過去2年間で4キャッチしかしていません。2巡指名のReggie Brown、去年PS枠で過ごしたJustin Jenkinsは当然ですがNFLでのプレイ経験は有りません。
このままT.O.が戻らない場合はPinkstonとGreg Lewisがスターターと言う悪夢のような状態で、バックアップはNFLでの経験が全く無い若手のみで戦う事になります。 Reggie Brown、Billy McMullen、Justin Jenkinsで3番手から5遍手を争うのも非常に不安が残ります。Brownはこれまでの所高い評価を得ていますが、ルーキーですし実際にNFLのレベルでどれだけの成績を残せるかは不明です。
T.O.がチームに合流すれば4番手、T.O.がホールドアウトを続ける場合は3番手のWRを争う事になるBilly McMullenが今年のキャンプでは高評価を得ています。6−4 210のサイズで40ヤード4,58とWCO向きと見られていたのですが、EAGLES入団後はWCOのシステム習得に手間取りこれまで能力を発揮できませんでした。3年目の今年はシステムにも慣れたのでしょう、ルート取りが格段に成長しているようです。これまでイージーなキャッチミスも多かったのですが、ルート取りに慣れたのが精神的に良い影響を与えているのかキャッチミスも大分減ったようです。
McNabbも今年のMcMullenの成長を認めていて、ルートもキャッチも去年よりも格段に良くなっていると評価しています。今年は間違いなくこれまで以上に出場機会を得るだろうとコメントしているようです、WR不足に悩むチームにとってはMcMullenの成長は朗報です。
去年まではFreddie Mitchellが経験有るバックアップとして控えていました、T.O.無しでもプレイオフを勝ち抜いたのはMitchellの存在がありました。しかし今年はバックアップに経験が足りません、わずか4キャッチとはいえ2年間NFLでプレイしているMcMullenの成長に期待したい所です。