BAL戦から一晩経ちましたがサタデーナイトゲームだったので現地は日曜日、公式HP等も更新されていません。その為に昨日の試合で怪我をした選手の情報も今の所ありません。
昨日怪我をした選手の中で最も気になるのはリターナーDexter Wynnの状態です、足首の捻挫が予想よりも悪いのではないかとする情報も有りますし去年のリターナーJ.R.Reedがシーズン絶望の状態を救ってくれそうなWynnの怪我は気がかりです。Wynnと共にプレシーズンゲームでリターナーを試されているBruce Perryも肩の怪我をしたようですしリターナーの問題が再燃しそうです。怪我でこの2人が試合に出れない場合はプレシーズンでキャッチミスをしたりして不調なRoderick Hoodと去年ダメだったReno Maheがリターナーとして起用される事になります、Wynn・Perryと比べると若干能力が落ちてしまいます。
2番手のTE争いですが、今年は2人のTEを同日に使う事が減ると予想しています、その要因はTodd Pinkstonの戦線離脱に有ると考えています。去年のバンプルールの変更までPinkstonはバンプで簡単にルートとタイミングを狂わされてしまうパワーが致命的に足りないWRでした、基本的にNo2レシーバーとして左のWR(SE)で起用されるのでスクリメージ上でCBと向き合う事になりバンプの影響を多く受ける事になってしまいます、2003シーズンは一時期右のWR(FL)として一歩下げた位置からスタートさせたりもしました。2人TEを入れる事で左のWRに入るPinkstonを一歩下げる事が可能になります、バンプでホールドされる危険が減ればPinkstonの能力を発揮する事に繋がったわけです。
そのPinkstonがシーズンエンドで居なくなった事とバンプルールの改正で左のWRを下げる事の必要性はかなり減ったと考えて良いでしょう、Greg Lewisも軽量WRですがPinkstonと違い密集に入る事も出来るのでルート取りの自由度が高いですからルートを読まれることは減るはずです。WRを助ける為にTEを2枚入れる必要が無いならば、(FAルーキーで争うような)能力の高くないTEを無理して使うよりも3人目のWRを入れるかFBを入れる事を選ぶでしょう。
3−4のOLB対策として2人TEを入れる事は十分に考えられますから2人目のTE選びは重要なのですが去年よりは使用頻度は減るはずです、FBを2人ロスターに入れるならば片方を2人目のTEの位置にセットする事も考えられます。
以前からPinkstonをSEとFLで使った場合の成績の違いとかを研究しようと思っていて、その時にTEの位置が気になりPinkstonとの関係が頭に浮かんでいました。検証を始めた時にPinkstonが怪我をしてしまったのでちゃんと調べたわけではないのですが、TE2人入れるのはPinkstonの為にやっていたのではないかと思えるような部分が有りました。