ロスター枠は5か6と予想されるWRですが、現在13人ものWRが登録されています。
T.O.を出場停止にした後、FLのスターターとなりルーキー最高の577ヤードを記録したReggie Brownが今年はNo1ターゲットの重責を担う事になります。スピードとパワーのバランスが良いWCO向けのミドルターゲットですが、ややキャッチ力が不足している点とルートを正確に走る能力を磨く必要があります。ランブロックではCBを押し潰すパワーを持っています、アウトサイドランナーが多いチームにとってランプレイでも重要な存在になるでしょう。
アキレス腱断絶から復帰したTodd Pinkstonはミニキャンプでスピードの衰えが無い所を見せました。現在のチームで最も実績の有るWRですし、怪我の影響さえ無いならばSEのスターターに復帰してディフェンスをストレッチする役割を受け持つ事になります。トレーニングキャンプまでには100%の状態に回復できるようですが、まだ全速でカットを切る事はしていませんから完全復帰とまではいかないようです。
HOUで4年間スターターの実績が有るJabar GaffneyがキャンプではSEのスターターでした、Pinkstonが帰ってくれば3番手のWRとしてスロットに入る事になります。去年は1回平均8,9ヤードとTE以下の数字しか残していませんし、スピード不足と言われていましたがWCOではストレートスピードよりもクイックネスを重視しますからそれほどの心配は要らないようです。
上記の3人でスターターはほぼ確定しています。これでロスター枠のうち3人が埋まりました。
去年SEのスターターとして1年フル出場したGreg Lewisですが、思うような成績を残す事が出来ませんでした。チームのWR最速と言われる割にはディフェンスをスピードで振り切る場面も見られませんでしたし、Pinkstonに代わるディープターゲットには成れませんでした。多分4番手として出番を待つ事になりますが、ワンバックでも3WR1TEか2WR2TEを多用するチームなので出番は少ないような気がします。
去年WASからFA移籍してきたDarnerien McCantsはシーズン中解雇と再雇用と繰り返しました。WRとしては戦力になりませんでしたが、STではスピードを活かしてタックルを量産しています。WR枠ではなくST枠としてチームに残れなければ解雇されるでしょう。
ルーキーJason Aventはミニキャンプを膝の筋を伸ばした為、練習を休む事が多かったようです、その為か特別良い悪いと言う評価を聞きません。余程悪くなければアクティブになれないとしてもWR枠最後の1人としてチームに帯同する事になると考えますが、PS行きの可能性も有りそうです。
去年のルーキーFA Michael Gaspersonがミニキャンプで良い動きを見せたようです。1年間PSでシステムと技術を学んだ成果でしょう、ロスター枠が6だった場合の6人目の最有力候補のようです。
Billy McMullenとトレードしてまで獲得したルーキーFA Hank Baskettですが、やはりスピードが足りないようです。今年はPSで1年過ごす事になるでしょう。
Jeremy Bloomも怪我でミニキャンプを休みがちでした、まだNFLでプレイするだけの体が出来ていない可能性があります。WRとしても期待する声は有りますが、リターナーとしてロスター争いに残れないならばPS行きでしょう。
怪我に泣くJustin JenkinsはACLの手術からの復帰を目指しています。サイズとスピードを兼ね備えていますが、ロスターに残るのは難しいでしょう。
父親が元Eaglesの選手だったJ.J. Outlaw、CHIを解雇されてNFLE派遣要員として契約したCarl Ford、ルーキーFA Bill Sampyらは殆どミニキャンプでの情報が有りません。ロスターに残る事は難しいでしょう。
Brown,Pinkston,Gaffney,Greg Lewisの4人は怪我などが無い限りロスターに残るでしょう。5番手はAventと予想しますがSTでの貢献でMcCantsが残る事になる可能性もあります、5番手6番手はトレーニングキャンプやプレシーズンゲーム次第で評価が代わりそうですし、1か2の枠を9人で争うレベルが高いとは言えませんが激しい争いになりそうです。