元モーグルの世界チャンピオンでドラフト5巡指名されたJeremy Bloomがチームに帰って来ました。ミニキャンプで太股を痛め、その後McNabb主催の自主練習で悪化させてしまった為にトレーニングキャンプはこれまで全ての練習を欠場していました。午前中の練習だったディフェンスを付けない状態でのオフェンス練習でいくつかのパスをキャッチはしましたが、午後のスペシャルチーム練習では本職のリターナーとしては参加しませんでした、まだ全速力を出す事に不安が有るのでしょう。
スキーからフットボールに復帰した事で肉体改造を行う必要が有ると言われています、下半身のトレーニングが遅れてしまったのは残念ですが、筋肉を付ける必要が有った上半身のトレーニングをみっちりやっていたのならばそれほどの問題にならないで済むかもしれません。
レベルの低い争いになっているSLBのスターター争いですが、過去2年間スターターだったDhani JonesがGreg Richmond、Chris Gocongよりも良いプレイをしているとAndy Reidがコメントしました。RichmondもJonesも特別良いプレイをしていると言う情報は全く無く、これまでの所寂しい結果になっています。
MLBの3番手として、2番手のMark Simoneauを追いかけているOmar Gaitherの評価が急上昇しています。Jim Johnsonがこれほど飲み込みが速く頭の良い選手は初めてとコメントしています、去年Matt McCoyは戦術理解に苦しんで試合に出ることが出来ませんでした、LBに複雑な動きをさせることでJohnsonのシステムは有名です。
233ポンドとMLBとしては線が細い事が気になりますが、Jeremiah Trotterがランプレイ時には鉄壁のランストッパーとして君臨しますから、サードダウンでのパスディフェンス能力だけを今シーズンは考えれば良い訳です、そう考えれば純粋なMLBよりもOLB出身のスピードを活かす方が有効なのでしょう。LB3ポジションのバックアップが務まるSimoneauにとっては全く同じタイプの若手が入ってきた事になります。WLBはShawn Berbar,Matto McCoyでほぼ決まりでしょう、もちろんTrotterも間違いなくロスターに残ります。SLBのスターターDhani Jonesもロスターに残るでしょうからLB枠を6とすればあと2つのイスをSimoneau,RichmondそしてSLB/DEのChris Gocongと争う事になります、3巡指名のGocongもロスター残留は安泰ではないようです。
Brian WestbrookがWRとして火曜日の練習に参加しました、ディフェンスを付けないオフェンスだけの練習だったようですがスロットレシーバーとしてWestbrookを起用するプランは十分にありそうです。ただしWestbrookに変わってRBを務める事が出来る代役を探さなければなりません。Ryan Moatsがその候補になっていますが、膝の怪我で5日連続練習を休んでいます、怪我が癒えればWestbrookとMoatsの快速RBコンビがショートゾーンを掻き回してくれそうです。Bruce Perry、Correll Buckhalterでも良いでしょう、2RBセットからWestbrookがモーションしてスロットにセットしてディフェンスを外に連れ出し、手薄になったインサイドへのランを出すのはShawn Andrewsの成長を考えても有効なプレイになるはずです。
また、3WR1TE1RBセットからノーバックにモーションする事も考えられます。WCOではなくなりますが、WestbrookとL.J SmithがRBとTEとしては規格外のスピードを持っている事を考えればかなり厄介なオフェンスになってくれるでしょう。