やっと詳細が出てきましたので書きます
まず、NYJのGMとして、これまでスカウトの情報をまとめたりするプレイヤー人事の責任者だったJoe Douglasが引き抜かれました。ドラフト上手はHowie RosemanではなくDouglasの能力とも言われていました。大きな損失になります。
後任人事はDouglasがBALから来た時に連れて来たAndy Weidlの内部昇格になります。部下として仕事の仕方は見てきたでしょう、あとは個人としての能力がどうか?と言う所ですね。これは来年以降の実績を見ていくことになります。
Carson Wentzが4年間の契約延長をしました。2016年からの4年契約が今年19年まで、当然5年目オプションを行使して20年までは契約下になる見込みでした、そして今回21-24年までの4年契約を延長した事になります。
66ミリオンが完全な補償額、107ミリオンが補償額(怪我などによる解雇の時は払われないらしい)
サインボーナスは低めの16ミリオンで、毎年新年度になってから10日後に5-10ミリオンのロスターボーナス、ベースサラリーは15-20ミリオンとなっています。2020年の5年目オプション契約も少し組み換えしてるようです。
他に、プロボウル選出などでのボーナスがあり、22年までは解雇するとゴーストサラリーの方が上回るので解雇は不可能、
キャップヒットは、20年が18ミリオンで21-24年が30-34ミリオンになるようです。
怪我が多く、プレイオフまで持たないWentzに30ミリオン平均だすのか?と言う話に当然なりますけれど、怪我したらしかたない(Nick Folesのような元スターターを2番手に置く余裕のあるチームなんてほとんど無い訳ですから)と割り切るしかないでしょう。
プレイオフで勝てるQBなのか?と言う点に関してはWentzは勝てると言うか大舞台でびびるタイプでは無いでしょう。能力として、特別な対策をみっちりやり合うプレイオフに耐えれるのか?ならば、Wentzはクリア出来ると思います。致命的な悪癖と言うか、トラップに引っかかるような所は無いですから。
ただし、Wentzだけで勝つようなスペシャルな存在ではないです。チームを勝たせるQBですが、ワンマンアーミーで勝利を掴む訳ではなく、チームの歯車のひとつです。そこに30ミリオンだすのか???難しいですね・・・私は致命的な怪我さえなければQBとしてリーグの上位8人(ようはプロボウル常連)に定着出来ると考えています。
Folesが居なくなった今年の結果を見て、5年目オプションで引き止めた来年の今契約延長で良かったのかもしれません。しかし、1年早く契約延長したことで年5ミリオンくらいセーブしたとも考える事が出来ます。今30ミリオンなのか、もう1年様子見て35ミリオンなのか・・・まあ、Wentzと心中するなら早く決めたほうが安く上がる。うーーん、来年で良かったような気がしてきましたけど、Wentzがダメなら2-3年低迷してもしかたないとフロント陣が決断した結果でしょうから、そこを信じましょう。