2007/1/31

偏差値が全てではない  指導現場にて

多くの受験生が、志望大学を決める際に偏差値を考慮に入れますが、やはり、その大学がどのような入試問題を出題しているか調べてみるのが大事です。

大学によっては、客観的な答えを出せない悪問を出題したり、選択肢の中に正解がない問題すら出題してしまう大学もあります。
その大学の名誉のために大学名は出せませんが、愛知県内の某私立大学とか・・・。

そんな中、沖縄国際大学は相当の大学です。偏差値は40そこそこの大学だからといって侮れません。英語の問題を見て度肝を抜かれます。ただ難しいだけでなく、きちんとした実用英語力をもっている人材を要求しているのです。英語が必要とされている土地柄にある大学という自負があるのかも知れません。

出題で使われている英語が全てアメリカ英語で統一されているのも流石。入試問題を数多く解いていると、その大学の顔が見えてくるから不思議なものです。

2007/1/30

What on earth is this?  閑話

When my son was playing with waterballoons yesterday, my wife just started to draw something on them. Below is one of them.
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Though it is very exaggerated, I must admit that it looks just like me.

A big nose, slit eyebrows, and thick stubble…. Those are my features!

2007/1/29

motivation  英語勉強法

受験シーズン突入で、最近は仕事が多忙を極めています。毎年のことなので覚悟は出来ているのですが、生徒達に迷惑をかけないように体調維持には最も気を使います。

忙しくなると、自分の英語の勉強に時間の確保が難しいですが、そんな時はモチベーションを高く維持するため、色々な人の体験談や成功例を読むようにしています。

昨日は、就寝直前に松本道弘著『「タイム」を読んで英語名人』を本棚から引っ張り出して、拾い読みしました。

シアトル留学当時、私が日本から持参したり現地の紀伊国屋で購入した本のうち、モチベーションの維持につながったものをいくつか紹介します。

山田光顕著『英語 確実に身につく技術』(河出書房新社)
著者の山田さんは日本国内にいながらにして英検1級、TOEIC940点を取得するまでに英語力を高めた方です。その徹底したインプット学習方法は、私も共感します。

長谷川剛著『TOEIC Test 鉄人伝説』(マクミランランゲージハウス)
著者の長谷川さんは、留学経験なくしてTOEIC990点満点を連続して取得するまでに英語力を培われた方です。TOEICを格闘技に例えて英語に打ち込む姿には感銘を受けました。留学中にこの本に出会い、TOEICで高得点をとるには、修行のように英語道に打ち込まなければならないと考えるようになり、長谷川さんが絶賛されていた江川泰一郎著『英文法解説』(金子書房)を購入して、貪り読むようにしました。これによって英文法の全体像がつかめてきました。

長谷川滋利著『メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法』(幻冬社)
当時アナハイム・エンジェルスにいた長谷川投手の英語学習法を紹介した本です。大リーガーとしての地位を確立しつつあるにも拘らず、彼の目はもっと先を向いており、将来的にはアメリカで生活をしていくという長期的視野に立っておられます。
翌年、シアトル・マリナーズに移籍し、私にとってはより身近な存在として感じられるようになりました。よく地元メディアにも登場していたのですが、彼の凄い所は、通訳を介さずに、全て自分の英語で用を足しているのです。そのこだわりは見習うべき所が多々ありました。


2007/1/26

日々の積み重ね  英語勉強法

江戸中期の哲学者である三浦梅園の著書『梅園叢書』に次のような文章があります。
学に志すもの、昼夜、つとめはげむといへども、半月を過ぎ、一月を経て、怠る心はやくも生ず。馬ははやしとて、朝しばらく走りて止むに、いかでか牛の終日歩くにおよぶべき。谷間の石の磨かるるも、井げたのまるくなるも、一朝一夕の力ならず。今日止まず、明日止まず、しかうして後そのしるしあり。人一生の力をその道に使ふさへ、なほその奥義にいたることはやすからず。むかし、李白書を匡山にて読む。他の地に行きし時、道にて老人の石にあてて斧をするに会ふ。これを問へば、針となすべきとてすりしと言ひけるに感じて、さらにつとめて書をよみ、つひにその名をなせり。
その道の達人になるには、毎日継続して努力を重ねることが大切だと説いています。

英語ができるようになるには、少しでもいいので毎日続けることです。土・日にまとめて勉強しても、効果は上がりません。

2007/1/25

身体で覚える  英語勉強法

港千尋 著『第三の眼』には、言葉の学び方に対する興味深い考えが記されています。

IT社会の現代では、文字を身体で覚えることが少なくなっています。つまり、文字を意味の媒体としか考えていないのです。

その一方で、かつては文字を身体で理解することが当たり前の時代があったのです。日本の習字がそうであり、フランスでは今日でもインクが手に染み付くほど小学校では書かせているそうです。

表音文字である英単語を、書くことによって全て憶えるのはナンセンス。まずは各単語を発音できるようにして、最低限ひとつの意味が言えるようにします。それを繰り返しても、どうしても憶えられないものだけを、手を動かして身体で覚えるのです。

考えてみると、私も英単語を覚えるとき、広告の裏やわら半紙に書きなぐって覚えました。浪人時代は、1ヶ月でボールペン4〜5本を使い切るのが普通でした。そのようにして憶えた単語は血肉化し、忘れないものです。

2007/1/24

欧米か・・・?  英語勉強法

塾生の志望校に合わせた指導のため、各大学の過去問を解くことが多くなるのがこの時期。早稲田・慶應・上智・青学等の英語難関私立大学を受ける生徒が多いため、指導する私の準備も大変です。

ここ2週間は、日本語よりも英語を読んでいるほうが圧倒的に多いです。朝、日本語の朝刊を読むと読みづらく、すんなり頭に入ってきません。英語で書かれたものを読んでいるほうが違和感なくスーッと頭の中に入ってきます。

自然と「俺は欧米か?」とつっこみたくなります。

因みに、最近の愛息のお気に入りの口癖(pet phrase)は「南米か、南米か、ぐるっと回ってガスター10」。テレビの影響力は凄いです。

2007/1/23

悲喜こもごも  指導現場にて

塾生のセンター試験の結果が出ました。実力どおりの点数を取れた生徒、緊張の余り実力を発揮できなかった生徒など、まさに“悲喜こもごも”です。

しかし、一つ確実に言えることは、「受験は結果が全てである」ということ。どんな結果であっても、自己責任の上で、それを受け入れなければなりません。

私は、大学受験は大人になるための試金石だと考えます。ある目標に向かって計画を立て、実行していく。途中で行き詰ったら、計画を見直し、修正する。そして、その積み重ねの集大成である“結果”を、真摯な態度で受け止める。

高校受験のときの様に学校の先生や親は助けてはくれません。全て自分で決めなければならないのです。

自己責任で物事を進め、計画性を持って積みかせねていく大学受験スキルは、社会に出て要求されることと同じなのです。

大学受験を通じて、高3生には立派な大人になってもらいたいと願うばかりです。

2007/1/22

センター試験 英語  指導現場にて

昨日は朝一番で新聞を開き、大学入試センター試験の英語を解きました。所要時間50分で198点。文法で一問落としてしまいましたが、子供の相手をしながらの解答だったのでご愛嬌ということで・・・。

さて、試験内容ですが、昨年と傾向ががらっと変わり、戸惑った受験生も多かったのではないでしょうか。簡単に言ってしまうと、「文法と中長文読解は難化、長文読解はやや易化」で、全体の難易度はやや難化といった印象を受けました。

象徴的なのは、第4問が極めてTOEICを意識した出題になっていることです。TOEIC型の出題だからといってなんら梃子摺ることはありません。むしろ、解きやすくなったといってもいいぐらいです。

傾向が変わったことを考慮に入れると、平均点は昨年比−10点の115点前後と推測します。

2007/1/21

驚愕の知識欲  子育て

今日は息子を連れて久しぶりに本屋さんに繰り出しました。子供の本のコーナーに立ち寄ったわけですが、ここで信じられないことが起こりました。

にっぽん探検大図鑑』(小学館)が置かれており、息子(3歳4ヶ月)は興味津々。表紙に47都道府県の県旗がデザインされていたのですが、それを見た息子が突然、「これは埼玉県、これは岩手県、これは鳥取県」と言い出しました。

「本当?」と私は言いながら中を調べてみると、何と、全部彼の言うとおりなのです。

あまりにも驚いたので、妻を呼んで、再度、違う県旗を指して彼に答えさせると、「これは高知県、これは山形県、これは福島県」と答え始めました。確認のため本の中を調べると、これまた全部正解。気がつくと、周りには人だかりが出来ていて、「すごいな〜」「ほんと末恐ろしい」「どうやって教えているの」と質問攻めになりました。中には目を丸くしている人も。

しかし、一番驚いたのは私と妻でした。息子はパズルを使って、既に都道府県の形と位置、そして漢字の読みまで完璧に覚えていますが、県旗まで憶えているとは思いもしませんでした。

そこで、最近の彼の行動を思い返すと心当たりがありました。最近の朝食後の日課は、『GLOBAL ACCESS 世界・日本地図帳』(昭文社)という地図帳の「世界の国旗」と「日本の県旗・県章」のページを開いて古今東西ゲームをやることでした。大人の我々からしてみると、ただのゲーム感覚でやっていただけなのですが、彼は自然と全ての旗を覚えてしまっていたのです。

あまりにも感動した私は、思わず『にっぽん探検大図鑑』を購入してしまいました。4,500円・・・。予定になかった出費に、私は思わず「ジジババを連れてくるべきだったかな?」と言うと、「やっぱりどこの家もそう思うよね」と周囲は笑いに包まれました。

私も息子に負けて入られないと、英語関連の唯一の国家試験である通訳案内業試験を受験しようと決意しました。主な試験科目は英語・日本地理・日本歴史ですが、幸い英語に関しては英検1級合格者は免除になるとのこと。過去問を見ると日本歴史はかなり詳細な知識が要求されているため、『日本史B一問一答』(山川出版社)を購入しました。

息子の飽くなき向学心に感心し、お昼は外食になりましたが、隣の席にはムシキングの本で遊んでいる5歳くらいの子が・・・。どちらが良いかは子育ての方針で分かりませんが、我が家は今後も知的好奇心を掻き立てる環境づくりに励みます。

夜、息子とお風呂に入った時に「今日は、パパは本当にびっくりしたし、感動したよ。これからも勉強頑張れますか?」と聞くと、「はい、頑張ります」との返事。親として、自然と涙が流れてきました。

2007/1/21

一夜明けて・・・  指導現場にて

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来年に向けて、カウントダウンを始めました。

Now, get started!

2007/1/20

いよいよ本番  指導現場にて

今日はいよいよセンター試験。ホワイトボードに掲示してあるカウントダウンも大詰めです。
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このカウントダウンの下に付してきた言葉も何回か書き換えてきました。最初は“No ifs, ands, or buts.”、次は“Yes, you can make it!”。そして“Your endeavor will pay!”、最終日は“Just believe YOURSELF!”。

高1の時からの付き合いの塾生もいれば、4ヶ月ほどの付き合いの塾生もいます。しかし、大学受験を通して私が伝えたいことは全ての塾生に伝えられました。あとは彼らの力を信じるのみです。
「みんなの健闘を祈る」

2007/1/19

向学心  指導現場にて

明日はいよいよセンター試験。高3生には悔いのない様に頑張ってもらいたいですが、私の気持ちは、既に高2生の受験意識向上へ向かっています。

私高校生の時、受験を意識し始めたのは高2の秋ごろ。参考書や問題集を買い漁り、どんな勉強方法が早稲田合格に向けて適当か、試行錯誤したものです。その過程が楽しかったものです。

当時購入した問題集のなかで、今でも鮮明に覚えているのが『英文法標準問題精講』(旺文社)。解説が少ない上、収録問題数は多く、使い心地は必ずしも良いとは言えませんが、この本で覚えた語法・熟語は今でも思い出せます。

この『英文法標準問題精講』に匹敵する現在のものが桐原書店の『Next Stage』です。『Next Stage』は、私が受験生時代に使用した参考書類と比べると、格段に使いやすく、内容も進歩しています。

そして、現在の高2生には『Next Stage』を遅くても6月末までに終えるように指示していますが、皆口を揃えて「無理!」と言います。

勉強を知識を習得できる楽しい知的作業とは思えず、まだまだ“やらされるもの”と考えているようです。

“やらされる勉強”から、もっと向学心をもって“やる勉強”に意識を切り替えさせるような指導を心がけたいと思います。

2007/1/15

声に出して読みたい英文  英語勉強法

このブログを始めた頃のエントリで、声に出して英文を音読することの効用を述べたことがありました。(→詳しくはこちらをご覧下さい。)

音読する英文は、ネイティブによって書かれたものであればどれでもいいと思いますが、やはり自分が興味を持てる内容の方が、やる気が出ます。

大学入試英語の長文では、知的好奇心を駆り立てる内容の英文が数多く使われていますが、心の琴線に触れ、思わず「声に出して読みたい!」と感じさせる英文に、久しぶりに出会うことが出来ました。2003年青山学院大学文学部の大問2の英文です。

「人は自意識過剰のために自分の可能性を閉じ込めてしまい、本当にやりたいことをやり損なっている。自分の殻を破り、やりたいと思っていることをやってみよう!」という内容です。

私の英語人生で出会った英文のうち、内容・構文・構成・使用語彙のどれをとってもナンバーワンに君臨する英文です。

出典が不明であり原書を読むことが出来ないのが残念ですが、何回も音読して諳んじることが出来るまで読み込みたいと思います。

2007/1/14

井川の英語と宮本のドイツ語  実用英語

先週は、野球の井川投手とサッカーの宮本選手の入団会見をテレビで見ました。

最初に断っておきますが、人によって感じ方は様々だと思いますので、これは私の私見です。

井川投手は英語でスピーチすべきではなかったと思います。一部の報道では、地元ニューヨークのメディアにも受けが良かったと出ていますが・・・。果たして、どうでしょうか。

あの英語、聞いていて恥ずかしくなりました。今時、日本の小学生でももっとましな英語を話せます。ほとんどカタカナ英語に近い発音と棒読みの英語、しかもそれが、原稿を見てのスピーチなんですから・・・。思わずチャンネルを変えたくなりました。

それを「英語でスピーチしてたいしたもんだ」と称える日本メディアのレベルの低さ。情けなくなります。

あの程度の英語なら、スピーチすべきではありません。まだ、通訳を介したほうが良かったのではないでしょうか。日本の英語レベルの低さを、進んで露呈したようなものです。

長谷川投手の入団会見のように、数年前から英語を勉強して準備した英語ならまだしも・・・。

その一方で、宮本選手のドイツ語は素晴らしかったと思います。暗記したとはいえ、原稿を見ずに、発音にも気を配ったあのドイツ語はたいしたものです。私もドイツ語は、大学時代に相当やりましたからわかります。

結果論として、なんでもやればいいというものでないと思います。子供ではない、一大人が行うスピーチです。責任を持ち、相手の感じ方まで考慮してやるべきではないでしょうか。

私も身が引き締まる思いです。英語を生業にしている限り、いつ何時でも英語での発話を求められるかわかりません。日々是精進し、鍛錬していこうと気持ちを新たにしました。

2007/1/12

3年目の成果  子育て

生まれた時から、日本語と同じぐらい英語への取り組みを大事にしてきた我が家の子育て。愛息は現在3歳3ヶ月ですが、ひとつの成果が現れています。

先日、息子自ら、Eric Carle著『The Very Busy Spider』を開き、いきなり声に出して読み始めました。「… and began to spin a web with her silky thread.」

特にこの本を読み聞かせていたわけではないので、暗記しているとは思えません。しかし、確かに英語を読んでいるのです。

初めてみる英語でも、彼が今まで覚えた英語に照らし合わせて発音しているのでしょう。英語を綴りから発音できるようになっていたのです。つまり、彼はフォニックスを習得したのです。

たどたどしさはありますが、しっかりとした英語の発音。もう、嬉しくて褒めまくりました。

これに満足することなく、更に英語への関わりを深めていこうと思った次第です。



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