2007/8/30

drops  趣味

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In the morning rain,
seeing drops of rain on the grasses,
I feel a hint of autumn.

暦の上では秋。昔から信州に住む私には、些細なことの中にも秋が日に日に深まっているのが、感じられます。

※当ブログ内に掲載される英語俳句の無断転載・転用を一切禁止いたします。

2007/8/29

難関私立大学を目指す意義  指導現場にて

「ようやく吹っ切れました。早稲田か上智を目指します!」

そう言ってきたのは、今まで国立大学目指し受験勉強をしてきたある生徒。彼女には力があります。しかし、なぜか国立大学にこだわり、ただでさえ大変な受験勉強で負担の大きい道を選ぼうとしていました。難関私立大学に絞ったことで、合格の可能性がグッと出てきました。

私は、前々から「二流・三流の国公立大学に行くなら、一流の私立大学に行った方がいい」と言ってきました。地方の進学校には、昔から国公立志向があります。国公立大学の合格数が、その高校の実績として見なされる傾向があるからです。(実は、一昨年度も同様なことがあり、このブログでも書かせていただきました。 → こちら

また、「私立大学は馬鹿が行くところじゃん!」とさへ言う高校生もいます。因みに、その高校生は早稲田大学・慶應大学等の難関私立大学が国立大学だと思いこんでいました。大学受験意識の低さが、国公立大学偏重の傾向を生み出しているのかもしれません。

確かに、学費の安さ等で魅力があるかも知れませんが、国公立大学ならどこでもいいのでしょうか?私はそうは思いません。

私も受験生時代、国立大学を目指した時期がありました。しかし、どう考えても科目の負担が大きい、その結果志望大学の水準を下げれば、地方の国公立を選ばざるをえなくなります。

そんなときに出会ったのが和田秀樹著『偏差値50から早慶突破』『受験は要領』です。

和田氏も二流・三流の国公立大学に行くなら、一流の私立大学に行った方がいい、早慶などの一流の私立大学に行けば、レベルの高い学友の中で学生時代を過ごし、卒業後の校友関係などのメリットも大きく、学費以上の付加価値が出てくると言っています。

早稲田に通ってみて確かにそうでした。激しい受験勉強を乗り越えてきた強者たちのなかで、真の友情が生まれ、共に人生について語り合う日々。

先に述べた彼女が、高校の担任に私立大学受験の可能性を話すと「なぜレベルを落とす」というような話があったらしいです。

ではその教師に聞こう。東京大学(文科T類・文科U類)に合格しても、早稲田大学(政治経済学部・法学部)には落ちる受験生がいる。この事実をどう受け止めるのか。

私立大学は受験科目が3科目で済むから楽勝?とんでもない。確かに、少子化で学生を集めないと大学がつぶれる時代です。偏差値45以下の大学は、受ければ受かってしまう場合も多いです。
しかし、難関私立大学は違います。科目数が少ないからこそ、1点の重みが出てきて、ミスが許されません。出題される内容も高度で、専門性が高く、真の学力がないと合格できないのです。

そして、彼女は言ってくれました。「学校の先生には内緒で早稲田を目指します」と。

2007/8/25

効率的な暗記の仕方  英語勉強法

英語を教えていると「どうしても暗記できない」「暗記しても翌日には忘れてしまっている」という相談をよく受けます。

忘却曲線はよく知られていることですが、暗記したことを、忘れずに、長く記憶にとどめておくには、それなりの工夫が必要です。

このエントリでは、私の暗記の仕方を紹介します。

声に出す
暗記するときにノートなどに書いて憶える人は多いはず。もちろん、それ自体効果がありますが、同時に声に出して音読しながらやると、効果倍増です。

書かなくても声に出せば、ただ見ている場合とは雲泥の差が出ます。
英語は語学ですので、「語学の基本は音読である」ということを肝に銘じましょう。

“暗記している事項を他人に教えるとしたら、どう教えるか”をイメージする
自分が先生になったつもりで、「暗記しようとする事柄を他人に教える」という気持ちを持って暗記に取り組みます。

丸暗記(rote memorization)はすぐに忘れてしまいます。その事柄について論理的な思考があれば、憶えた内容も忘れにくくなります。

人に説明するには「○○だから□□となるんだ」といったように論理的になる必要があります。そうすると、基本を重視せざるを得なくなります。例えば、仮定法過去完了を教えるときは、仮定法過去、時や条件を表す副詞節、時制の基本概念などの基本事項が全て分かっていないと、相手が納得する解説は出来ないのです。

私の母は自営で美容院を経営していますが、一緒に働いている叔母は好奇心旺盛で、私が大学受験生の頃から「円高って何?」「公定歩合って何なの?」とよく尋ねてきました。その頃から、受験科目の政治経済を勉強するときに、自然と「叔母ちゃんにはどうやって説明しようか?」ということを常に心掛けるようになりました。その結果、思考力が養われ、全国1位をとるまでの得意科目になったのです。
この勉強方法が英語や国語にも波及していったのは言うまでもありません。

英語の指導者になった現在ですら、常に上記のことを心掛けています。授業で使う教材研究の時も常に頭の中で実際の授業をイメージしながら予習しているのです。

まとめると次のようなサイクルになります。
「人に教える」という意識を持つ → 常に基本に立ち戻る → 論理的思考力が養われる → 暗記が確実になる

だから私は、常日頃から「基本が大事」と力説しています。
センター試験の英語は基本事項のみ。しかし、なぜ思ったように点がとれないか?それは、80分という時間の制約があるからです。

基本事項の知識の出し入れが首尾よくできれば、何も恐れることはないのです。

2007/8/22

ご当地検定  TOEIC・英検など

私が書くもう一つのブログ「信州伊那谷の風土記」では紹介しましたが、私が住む長野県南部を縦断し、太平洋に流れ込む天竜川についての知識を問う、「天竜川の知識認定試験」が実施されました。

全国的にご当地検定がブームですが、自分の住む地域を対象にした検定試験であるため、非常に興味があります。このブログのプロフィールでも書かせていただいてますが、私はプチ資格マニアです。

地元を知る、地元に誇りを持つ、雑学を深めるといった観点から、是非とも私の資格遍歴に加えたいです。来年、チャレンジします!

2007/8/19

信頼関係  指導現場にて

昨年12月のエントリで紹介しました当時高校3年生の女の子。彼女は力及ばず第1志望に不合格、今年の4月から浪人の道を選び、捲土重来を期しています。

その彼女が、お盆休みで帰省し、わざわざ顔を見せに来てくれました。

東京での浪人生活の様子を聞き、今後の勉強方法などについて談議しました。人一倍努力家の彼女ですが、実は本番に弱いところもあり、2学期以降の浪人生活の送り方のアドバイスに力を入れました。

これからは日が短くなり、秋風が吹き始めるため、ただでさえ気分が落ち込みます。浪人生にとっては1年で最も辛い時期です。私も浪人の秋に精神的に追い込まれ、髪が抜け、体重は5キロ以上落ちました。

そんなとき、精神的な支えになるのが「自分が最も勉強しているんだ」という確信と、周りの友達です。幸い彼女は寮生活を送っているため、同じ境遇の友達が多いとのこと。これからの時期は、良きライバルと切磋琢磨していくことが、今まで以上に大切になるのです。

塾を離れてからも顔を見せてくれた彼女。このような信頼関係を築けたことに、安堵感を覚えています。

2007/8/18

甥っ子と英語  英語勉強法

長期休暇には必ず私の実家に来る甥っ子たち。上の子はもう中学1年生。つい最近まで、公園で一緒に遊んでいたと思ったのに、時の経つのは早いものです。

お盆休みは、もちろんいろいろと遊びを計画していましたが、毎日必ず午前中に宿題をやらせました。そして私も英語と数学を指導しました。

英語に関しては三単現の前までが既習箇所。指導前に小テストをしてみましたが、英語が苦手になっていく典型的なパターンに陥っていました。
つまり、be動詞と一般動詞の区別が曖昧で、それぞれの肯定文を疑問文と否定文に書換ができないのです。
また、文の途中にもかかわらず大文字にしたり、疑問文なのにクエスチョンマークをつけ忘れたりとスペルミス・ケアレスミスが多いのも特徴。

「1学期の期末テストは○○点ぐらいだっただろう?」
と言うと、
「すげー!何でわかんの〜!」
と驚いた様子。25年近く英語をやっていれば、分かってしまうのです。

そこで be動詞と一般動詞の基本例文を使って、肯定文 → 疑問文 → 否定文の書換を徹底的に行いました。

その後は、代名詞です。
「英語はリズム!訳わかんなくても憶えてしまえ!5分後にテストするぞ!」
と檄を飛ばすと、
「I – my – me, you – your – you, he – his – him, ・・・」
と声に出して憶え始めました。

小テストをすると、he – his – him と they – their – them がなかなかできない。そこで、
「後2分あげるから、できなかったのだけを書き殴れ!」
と、折込チラシの裏にボールペンで声に出しながら、書かせて憶えさせました。

再度テストすると、今度は we – our – us が書けなくなり、再び練習。
こうなると、満点を取らせるまでやらせたい私の意地にのせられて、
「畜生!何で憶えられないんだ! she – her – her ・・・」
と彼にも意地が出てきました。

そして、小テストを繰り返すこと10回近く。ついに全部憶えきりました。家族からは拍手が起こり、私と甥っ子は high-five 。

この間わずか30分足らず。ちゃぶ台の上には書き殴られた折込チラシ。
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「今までこれだけ集中して勉強したことあるか?」
と聞くと
「ううん、初めて。俺もやればできるじゃん。」
と彼。

この時、彼の中に何かが芽生えたのを感じました。そう、今まではやってなかっただけ。英語は誰でもやればできるのです。

“英語は難しい”“自分は英語が苦手だ”という勝手な思いこみによって、自分の能力に限界を設けてしまっているだけなのです。
その思いこみをなくしてあげるのが、良き指導者ではないのでしょうか?

あとは、今日のような集中力を持って毎日継続して勉強の出来る時間を作ってあげるのが親の役目です。

因みに、今回の私と甥っ子による英語との格闘を近くで見ていた我が愛息(3歳)も、すべて憶えてしまいました。夜寝るときに、
「I – my – me, you – your – you, he – his – him, ・・・」
と完璧に諳んじて、眠りに落ちていきました。勉強は環境ですね。

2007/8/17

the lingering summer heat  閑話

残暑お見舞い申し上げます。
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自宅近くの空き地から撮影
私の住む長野県南部も連日の猛暑。しかし、夏は暑くないと夏らしくないので、私は大歓迎です。

このお盆休みは信州の山と川を満喫しました。その様子は私のもう一つのブログ「信州伊那谷の風土記」で綴っておりますので、是非ご覧ください。

さて、我が塾も今日から2学期。気持ちも新たに、指導に邁進していきます。

2007/8/11

夏期講習終了!  指導現場にて

7月28日から始まった夏期講習も昨日が最終日。

総指導時間70時間以上を何とかやり抜くことが出来ました。高校生は個別指導なので、進度や理解度に応じて指導方法も調整しますが、それでもやはり、同じ内容を30回近く口にすることになり、教材の中味もすべて暗記してしまいました。これぞ究極のマンネリ。自分自身の勉強にはもってこいです。

13:00〜22:00まで立ちっぱなしのため、一昨日もこむら返りで目を覚ましました。冗談抜きで、走り込みが必要と感じました。

今回の夏期講習で最も楽しめたのはグループ授業で行う「難関大学直結実践ゼミ」。discourse marker によるパラグラフ・リーディングを教授しました。
教材として選んだのは早稲田大学政治経済学部の英文。あえて難しそうなのを選んだのには理由があります。

ほとんどの受講生が、予習の段階で分からない単語が続出し、辞書と首っ引き。その結果、内容把握も出来ていません。
そこにねらいがあります。「長文読解=語彙力」と思い込んでいる生徒がほとんど。長文を読んでいて分からない単語があると、全神経がその単語に注がれてしまい、単語に振り回されるのです。
その結果、長文読解の基本である「筆者の主張」を理解することなんぞ、頭の中から消えてしまうのです。

そこで本講座では「単語にはこだわるな!筆者の言いたいことをつかめ!」と講義しました。その理解の手助けになるのが however, thus, in other words といった discourse marker なのです。

どんなに長い英文でも、筆者の主張は単純なもの。それが、手を変え品を換えて展開されていき、そこに具体例が入ってくると、もう皆ちんぷんかんぷんになってしまいます。
「主張が分かれば具体例を読む必要はないし、主張が抽象的でわかりにくければ、具体例を参考にしろ」と、要領のいい読み方も指導。

すると、ほとんどの生徒が「フムフム」と納得しながらペンを走らせていました。この瞬間が嬉しいのです。

また、雑談に時間を多く割けるのもグループ授業のいいところ。
私の浪人時代のエピソードを話すと、生徒達は食いついてきてくれます。やはり、皆“受験”という現実に身を置かざるを得ないわけですから、自分のことのように実感できたのではないでしょうか。

まあ、色々ありましたけれども充実した夏期講習となりました。
予習のための教材や、この夏読もうと決めた『The Shell Collector』の読み終わったところまでの語数を概算で出してみると、少なく見積もってもこの夏は既に30,000語に近い英語を読んでいることになります。毎年のことながら、自分の英語力を磨いてくれるのも夏期講習なのです。

明日からは夏休み。受験英語はとりあえずお休みにして、洋書やCNN,BBCといった海外放送などの実用英語にどっぷりつかるつもりです。

2007/8/9

打てば響く  指導現場にて

夏期講習もいよいよ大詰め。各学年とも仕上げのテスト・模試を行っています。

高校3年生のテストでは、10ヶ月前に行ったテストと一部同問題を出題しました。その際、出来が芳しくなかったため、再テスト、再々テストと行い、何とか全員満点が取れるまで、私も意地になってやらせた経緯がありました。

しかし、10ヶ月経って同問題をやらせてみると、ほとんどの生徒が忘れており、10ヶ月前に後戻りしているのです。そのときだけ「やれば出来るんだ」「覚えた」で終わり、結局、その後の暗記のメンテナンスが出来ていないのです。

夏休みも中盤に入り、気が緩む時期。昨日は久しぶりに大声を張り上げて活を入れました。

ほとんどの高校3年生が実力以上の大学を志望しています。
「W大学がいい」「C大学に行きたい」。もちろん、目標を高く掲げ、名だたる大学に憧れるのはいいことです。しかし、昨日私は3年生一人ひとりに問いかけました。
「第1志望に見合った努力をしているのか?」と。

高3生のことを本人以上に危機感を持ち、心配しているのは私です。しかし、彼らの行動からその危機感を(彼らが持っているにしても)感じることは出来ません。

私は、仮面浪人も含め二浪した経験があります。誰よりも大学受験の厳しさを知っているのです。

「このままでは妥協の人生が始まる。自分の人生は自分で切り開け!そのためにお前達はここに来ているんだろ!」と一喝しました。

もちろん反論する者は誰もいません。それまでの勉強に対する姿勢を自戒し、明らかに数分前とは違う目つきになった彼ら。席を立つ者はいません。その後は皆残り、それまでにない集中力で自習に取り組んでいました。

彼らなら変わってくれると信じています。なぜなら、自分で人生を切り開いていくことのできる資質を持った連中だからです。その資質を磨き上げる手伝いをするのが私の仕事です。

打てば響く・・・。これからも体当たりで、彼らと向き合っていこうと気持ちを新たにしました。

2007/8/8

恩師からの手紙  取材・出版関係

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昨日、帰宅すると、一通の手紙が届いていました。

私は4歳からピアノを習い始め、高校3年までピアノ教室に通っていたのですが、その先生からの手紙でした。

内容は、先月発売になった拙著『インプット重視の英語学習法』を読まれての感想だったのですが、便箋4枚にしたためられたその手紙には、先生の人柄が表れ、とても感動しました。

おそらく私が今までの人生で出会った‘先生’の中で、最も時間を共に過ごした先生です。

週1回30分の指導でしたが、中学時代は3年間、校内合唱コンクールの伴奏を担当したため、時間外に指導していただくこともしばしば。夜11:00まで教室のグランドピアノで弾き込みをやらせてもらったこともありました。

また、中学の定期テスト直前は、音楽の予想問題を作成して頂き、教室にこもって取り組み、音楽のテストは毎回がほぼ100点でした。

また、バイエル → ブルグミュラー → ソナチネ とステップアップしていくのが常道なのですが、私がクラシックに興味を示さないのをいち早く見抜き、リチャード・クレイダーマンやジョージ・ウィンストンといった‘イージー・リスニング’の音楽を薦めてくれたのも先生でした。

正直言って、小学・中学時代は、ピアノを弾くことに引け目を感じていました。「ピアノは女々しい」という私の思いこみがあったからです。

しかし、そんな私を先生が粘り強く見守ってくれたお陰で、私にとってピアノは立派な趣味となりました。

教科は違いますが、自分が人を教える対場になった今、先生の有り難さを痛感するのです。

2007/8/6

七夕  指導現場にて

私の勤務先がある商店街では、毎年8月に七夕を行っております。

今年も、生徒達に短冊に願い事を書いてもらい、笹の葉に願いを託しました。
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The bamboo has a lot of strings of paper, on which students wrote their wishes.
May all the dreams come true!

2007/8/5

久しぶりの洋書  英語勉強法

この夏の一冊と言うことで、先日のエントリで紹介しました、『The Shell Collector』。

夏期講習の最中で体が疲れているにもかかわらず、夜布団に入ってから読み出すと止まりません。8つの短編が収められているのですが、表題作「The Shell Collector」を昨晩読破しました。

久しぶりの洋書だったので、新鮮さも手伝い、また著者の文体にものめり込んでいき、時が経つのを忘れてしまいます。

一つ一つの文構成・情景描写など、やはり、大学入試で出題されるお堅い英語論文とは違います。

普段お目にかからない語彙も頻繁に出てきましたが、今回は内容を楽しむことを第一にしていますので、文脈から意味を類推して、気楽に読むようにしています。

残りの7話も楽しみです。しばらくは寝られそうにない日々が続きそう・・・。
I'm going to be a voracious reader!

2007/8/4

意味の無い勉強  英語勉強法

各高校で夏休みに出される英語の課題を検証すると、色々と思うことがあります。

まず、どの高校・学年とも相当量の英語量を読ませることを目的として課題を出しています。進学校ともなれば、その量も半端ではありません。

しかし、その課題の出し方には首を傾げたくなるものが多いのです。

数十ページに及ぶ教科書の全文をノートに書き写させ、全文和訳させる。しかも、各章末のエクササイズまで書き写させ和訳させる横暴。

こんな課題が出されているから、英語難民が増えてしまうのです。全文を写させて何の意味があるのでしょう?全文和訳させて何の意味があるのでしょう?しかも、前もって全訳は全生徒に配られているのです。説得力のある言い分を聞きたいものです。

英文を写している時、生徒達はただ英文を写すことに必死になるだけ、時間がかかるだけです。その時間は、勉強とはいえません。たとえ集中して書いたとしても、1回写しただけで、英文を覚えられたら、まさに天才です。

全文和訳は、英語を後ろから‘返り読み’する癖をつけ、英語の語順で読む速読力を妨げる元凶となります。

このような拷問じみた学習では、英語力は伸びません。また、このような課題を出す英語教師は、大学入試問題の現状に無頓着といわれても仕方ありません。遅々とした訳読主義に頼っているから、時代が要求する速読力がつかないのです。

それよりも、声に出して教科書の英文を音読させ、その回数を提出させる方がよほど力がつきます。

夏期講習中、私は生徒達にこの課題の無意味さを説き、「高校で指示される勉強法が全て正しいと思うな」と、指導しています。

高校1年生で上智大学外国語学部を目指す生徒は、既に私の指示に従い、音読をはじめました。

高校英語教師殿
時代に即した英語力を養う指導をお願いします。

2007/8/3

この夏の一冊  英語勉強法

夏期講習真っ只中。一日7時限連続指導のため、13:00〜22:00の間は立ちっぱなし。
一昨日は、こむら返りで目が覚めました。ここまで来ると体力勝負。走り込みが必要です。

さて、お盆休みまではもうひと踏ん張りですが、“この夏の一冊”ということで、Anthony Doerr 著『The Shell Collector』をアマゾンで購入しました。
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この『The Shell Collector』は、『English Journal 8月号』で国際フリージャーナリストの大野和基さんが薦められていました。大野さん曰く、「近年で最も感銘を受けた一冊」という短編集。

普段は、仕事で大学受験英語のガチガチの評論文を読んでいるため、この夏は純文学作品に没頭してみたいと思います。



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