きょう
20日(日)は
「江払い(えはらい)夏の陣」が行われた。毎年記事にしているので、今更説明の必要はないが、これは、毎年GW期間の
5月3日(固定)と
7月中旬の
2回、
生活用水と
農業用水の
堀さらい及び
草払いをするもの。
江払いは生活用水が含まれるために、地区民全員が役務の対象となる。
女性だけの家庭は
地区集会所の清掃にあたる。なお、当集落だけでなく、同じ堰・用水を利用している他の地区でも一斉に行われた。
昨年は午前8時集合だったが、今年は
8時30分になっていたので、筆者にとっては都合がよかった。女房が不在で、
朝食の準備等があったからだ。
出発地点(隣接集落との申し合わせにより出発点は毎年交換:今年は300m手前)に全員が集合し、
農事組合長の
IHさんが挨拶した後、一斉に作業が開始された。夏場は
草払いがメインとなり、
堀さらいはほとんどなく、
スコップ隊は1人だけだった。大半が
フォーク隊、
カマ隊。今年は
エンピロが属する
中組が
草刈機部隊に割り当てられた。この堰・用水の取水口で水量が調整されているので、流れている水は少ない。途中溜まった
砂利を上げなくてはならない箇所があり、スコップ隊がいたことは大いに役に立つこととなった。。
毎回と言っていいほど遭遇する
ヘビが今年はお目に掛からなかった。ヘビが苦手な
ITさんもホッとしたことだろう。その代わりに堀に大きな魚がいたらしく、すかさず
OCさんが
魚とり網を持ってきて
3匹獲ったようだ。魚は
「カーゼ」で誰も食べる人がいなく川に放すことにした。
THさんが
「カーゼの本当の名前は何と言うのかなあ」と話しかけたので、エンピロが
「カワハゼが省略されて『カーゼ』になったよようだ」と説明した。しかし、
記憶というものは
いい加減なもので、どうやら
間違ったことを伝えてしまった。
3年前に
親父に聞いたところ
「『カワサイ』が本当の名前だ」とのことだった。
「サイ」が
本当の名前なのか分からないが
「似鯉(ニゴイ)」と呼ばれるようだ。THさんは
「ソウギョ」という魚の名前も出したが、これは
外来種でやはり
コイの仲間であることに間違いはない。
今年の江払いは
集落入口までとなっており、
1時間15分程度で終了した。今年は恒例の
バナナではなく、袋詰めの
せんべいだったが、500mlの
お茶と
ジュースの
2本をおみやげに家路についた。
シャワーを浴びて
冷たい水で喉を潤した。

堀に面した水田の所有者が既に草刈を終えた箇所があった。こちらとしては大変ありがたい。一方、全く草刈をしていない法面もある。集合場所に行く途中で撮影。

隣の集落は午前8時集合と見えて、すでに作業が始まっていた。

地区民が午前8時30分に現地集合した。

農事組合長の挨拶のあと作業が始まる。

エンピロを含む中組が今年は草刈機部隊を担当。

草刈機部隊が草刈を終えた後を、カマ隊が縁(へり)の部分の草を刈り取りする。さらにその後、フォーク隊が堀に落ちた草を法面に上げる。

腰をおろして休憩する住民。

農事組合長が“こびり(一服)”用の飲み物とおみやげ用のせんべいを運んできた。

その場で頂いた飲み物で喉を潤す住民もいた。

体長40cmを超える
「カーゼ」が網に掛かった。会津ではカーゼが主流。本来は
「サイ」と呼ばれるが、
「似鯉」が一般的。

慰労としておみやげに頂いた飲み物とせんべい。

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