きょうは、
喜多方プラザ小ホールで開かれた
「箏と尺八の調べ」を観賞してきた。これは、平成21年度
喜多方市文化祭参加行事のひとつとして開催されたもので、
喜多方三曲協会と
会津都山会の主催。
箏(こと)を習い始めて1年の
妹が、昨日
「発表会があるから見に来てみたら。ブログネタにもなると思うから(笑)」と連絡をよこした。特にスケジュールも入っていなかったので、
女房と娘を同伴で行くことにした。
箏や
三味線に特に興味があるわけではないが、せっかくの
晴れ舞台なのだから、
演奏者にとっては、少しでも
観客がいた方がやりがいがあるというものである。当然ながら妹のご主人
Kさんも来ていた。妹の小学校からの
親友である
Hさんも、お昼の時間帯にもかかわらず、都合を付けて
鑑賞に来てくれていたようだ。
観客は
総勢50名とやや寂しい。動員を掛けて
100人は集まって欲しいところか。
喜多方三曲協会長の
I さんあいさつの中で、初めて
「三曲」なる言葉を耳にし、その意味を理解した。簡潔に言えば、
箏、三味線(三絃(さんげん):三弦)、尺八の合奏のことである。
フリー百科事典Wikipediaによれば、
三曲合奏とは、三曲の楽器である
地歌三味線(三弦)、
箏、
胡弓の三種の楽器による合奏編成、及びそれにより演奏される音楽をいう。古くは
「三曲合わせ」などとも呼ばれた。後に
尺八が参入し、
三味線、箏、尺八による編成が多くなったという。
妹の出番は、
15組ある中の
2番と5番である。最初は
「花と少女」という曲の演奏であった。
第一箏、
第二箏がそれぞれ
5名、
尺八が
7名である。この曲は、花の清々しい美しさと、少女のやさしく、はつらつとした心を、日本的な旋律と躍動的なリズムで描いたものだという。妹は
初心者の部類に属するので、やや心配な面はあったが、
音がずれているようなところも感じられなかったので、良い出来だったと思う。
「秋の訪れ」はあっても、誰にでもわかるような
「悪の音ズレ」はなかったようだ。
5番目も演奏者の数は同じであった。
「古今の調べ」と
「花かげ変奏曲」の
2曲を演奏した。これまた日本古典舞曲の優雅な味わいを披露してくれた。「
2曲でも
三曲とはこれ如何に」「
1曲でも
選曲(センきょく)と言うが如し」

立派な看板が立てられた発表会
「花と少女」を演奏する妹ら
5番目の登場では「古今の調べ」「花かげ変奏曲」の2曲を演奏。

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