きょうは
娘が通う
中学校の
家庭訪問であった。前から
日程(4月22日午後2時45分)は頭に入っていたが、都合がつく時は筆者も立ち会うつもりでいた。
女房から
携帯に電話が入り、
家庭訪問に立ち会うことができるかどうかの
確認であった。うっかり忘れていたが、職場に
時間休を頂いて自宅に向かうことにした。
3年2組の担任になった
E先生とはまだ1回も話したことはない。
来賓として卒業式や入学式で中学校に行く機会は何回もあったので、こちらからは一方的にE先生を存じ上げていたが、先生は筆者とは面識がないわけである。
女房と家で待機していると、
午後3時に先生がやってきた。飼い犬の
ミルがうるさいとは思ったが、
同席?させてもらった。先生は
動物は基本的に得意ではないということであったが、自宅で猫を飼っているという。今は親元を離れて生活している学生の
娘さんが拾ってきた
捨て猫を、家に引き取って飼っているしい。我が家のミルは知らない人が来ると大きな声を出して吠える。それでもすぐに落ち着いてくれて一安心。
先生は娘が
「明るく元気があってとてもよい」と
口火を切ってくれたが、その点に関しては、親から見ても
娘のキャラ(性格:長所)だと認識しているところである。
「それだけが『とりえ』である」と言った方が適切だろうか。
成績面から振って来れないのは十分に承知している(汗・笑)さらに、
学級活動の時間では、ある生徒が
意見を述べると、娘が
「なるほどね〜そういう考えもあるのかあ」と
相槌を打ってくれることが多いという。せっかく意見を述べたのに
「ええ〜っ? どうして〜?」だけで終わってしまったのでは、意見を出した生徒が
意気消沈してしまい、
積極的に意見を出せなくなってしまう恐れがあるのだ。その辺の
フォロー術に長けているという。
我が娘は、やっとの思いで授かった
一人っ子。
1310gの
極小未熟児で生まれ、しかも
誕生日が
2月29日と珍しいこともあって、何かにつけて
話題にあがり、回りから人一倍可愛がられてきた。
甘やかして育ててきてしまったことは否めない事実である。特に
学習面に関しては強く押しつけたことはなく、
「いつかやる気が出て来るだろう」と放任したまま中学校の
最高学年になってしまったというのが実態である。また、この学年は稀にみるほど
優秀な生徒が集まっているので、娘が極端に
見劣りするのは仕方ないところではあるが、全くと言っていいほど
競争心や
学習意欲を持ち合わせていない。何につけても
楽観的で、
緊迫感が全くないのである。
まず、このような状況の中で
成績が振るわないことを先生に伝えておいた。そうすれば、先生も話しやすいはずだ。話をしていても先生は
懇切丁寧で
親身になって指導してくれそうなので、親としては安心してよいだろう。担任が
女性の
E先生に決まったとき、娘は飛び上がって喜んでいた。あとは、娘が
自己啓発し
ギヤチェンジできるかどうかに掛かっている。ちなみに、
娘は小学校、中学校の9年間担任は女性の先生(延べ5人)だったことになる。
娘が小学校の時から筆者は
「情けは人の為ならず」という言葉をずっと言い聞かせてきた。これだけは、娘も
座右の銘にしているらしい。
「情けは人の為ならず。すべて己の為なり」と十分に認識しているようである。これを忘れない限り、
思いやりのある
人に優しい人間になれるはずである。
学習面は手遅れの感はあるが、
行動面や
人間性で長所を伸ばしてもらいたいところである。

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