冬場になると、あったかい
鍋料理を食べる機会が多くなる。白菜やネギなどの
野菜は豊富にあるので、鍋料理は手軽に作れる。特に
休日は
鍋物がやけに多くなる。材料を揃えて鍋に入れてしまえば、あとは食べるだけ。他に
おかずを準備する必要もなく、簡単な部類の料理に入る。しかも体が温まって良い。さらに、最後は決まって
ごはん(残飯)を入れて、
雑炊あるいは
リゾットにして食べることにしている。余計な食器を使うことなく、無駄をなくす
エコ料理にもつながる。
2週間ほど前になるが、
「吉次鍋(きちじなべ)」の食材が届いた。聞き慣れない
「吉次(きちじ)」という魚ではあるが、パッケージ裏のラベルを見ると、
「アラスカキチジ」と書いてある。つまり、
「吉次」ではないのだが、
近縁種の
「アラスカキチジ」で代用しているということだろう。いずれにしても聞いたことのない魚である。こういう場合は、
ネット検索してみるのが手っ取り早くてよい。
届いた食材は頭を落とした
小ぶりな魚であったが、
「アラスカキチジ」は実際には60〜80cmにもなる魚のようである。ここで、ひらめいたのだが、スーパーで
「赤魚(あかうお)」として売られている魚に違いないと思った。鮮魚コーナーで
酒粕(さけかす)をまぶした
切り身の魚が並んでいるのを見かけることがある。
魚だから名前があるはずなのに、何故に「赤魚」として売られているのかと疑問に思っていただけに、少し胸のつかえが取れたような気がする。ただし、これはあくまで筆者の
推測にすぎないことをお断りしておきたい。
前置きが長くなったが、とりあえず鍋にして食べてみた。筆者はどちらかと言えば、
魚系の鍋物は好んで食べない方である。
「たらちり」も生臭い臭いがする気がして、あまり好きではない。しかも食べている間に
骨が出てくるのも気に掛かる。さらに、雑炊やリゾットには不向きな気もする。
食材にはもう一つ、
「マロニー」が入っていた。マロニーはよく
CMなどで耳にしてはいたが、今までに買って食べたことがあったかと言われれば、記憶も曖昧である。これもネットで検索してみたところ、
マロニーそのものが会社名だったとは驚いた。どうしてマロニーという会社あるいは商品になったのかは、リンク先の
HPをご覧いただきたい。また、
「はるさめ」や
「ビーフン」にも似ているが、
「はるさめ」は小麦、「ビーフン」はコメ、「マロニー」はジャガイモのでんぷんで作ると考えればよい。
【写真撮影12月10日】

食材で届いたアラスカキチジ。

同じく食材のマロニー。こちらも鍋物には欠かせない材料である。

白菜、ネギと豆腐を入れて準備OK

魚は1回で全部入れることにした。

魚が柔らかくなってきたら弱火にする。

容器によそって完成。

最後は決まって雑炊かリゾットにして食べ切るようにしている。

鍋物の時はビールが美味しい。普段は雑酒で我慢。

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