30日は職場の
離任式と
送別会が行なわれた。午前中は
定年退職を迎えた
SZさんの
離任式が行なわれ、全職員で
握手をしながらSZさんを見送った。
約40年間勤めた職場を去ることは、想像以上の寂しさがあるはずだが、無事に
定年まで勤務できたことにホッとされているはずである。夜は
職員会主催による
送別会が、
東山温泉の
「御宿ホテル東鳳」で開かれた。
昨年も
退職者がいたのだが、
大震災直後ということもあり、退職者が
送別会の開催を
辞退した経緯がある。
送別会は2年ぶりとなる。
SZさんは一旦帰宅をし、
出直しで送別会に参加していただくことになった。最初に、
職員会の
I会長が、40年という長きにわたり勤務され、苦楽を共にしてきた先輩に敬意を表し、
思い出話にユーモアを交えて、
はなむけの挨拶をした。
来賓挨拶に続き、
SZさんが、約40年間大過なく勤めることができたことに感謝し、楽しかったこと、辛かったことを振り返りながら
御礼の挨拶を述べた。
職員会からは
目録が手渡された。これは当初からSZさんの希望をとったもので、
高圧洗浄機など
2品が送られたようである。さらに、
女子職員から
花束が渡されたが、
満面の笑みで写真に収まった。筆者は
花束贈呈の経験が記憶にないのだが、
花束を渡されるほどうれしいものはないような気がする。
Yさんの
乾杯の音頭で宴会に入った。宴会に入ると、タイミングを見計らって、退職者が座る
上座に職員が何人も殺到する。チャンスを逃すと、混雑してなかなか座れないのである。空いているときに、SZさんに
「お世話になりました」と
お礼を述べ、ビールを注がせて頂いた。次から次へと
酌をされるので、
飲む量も相当のものになるだろう。
酒が強いのでそれほど心配はいらないかも知れないが、
エンピロは
「結婚披露宴であれば、テーブルの下にバケツが用意されていて、コップを空けることもできるんですがね」と笑いを取った。
今回の料理にも
カニが出たが、
カニ用フォークで
中身が取れるように、足の中ほどの
殻を切り取るというを
細工がしてあった。結局は、
酌に回ってしまったので、食べずに終わってしまった。ホテルは違えども、
忘年会の時も手を付けなかっただけに惜しい気がした。料理は順次運ばれてきたが、
品数も十分で料理の内容は
体裁がよかった。ただ、料理が1回で全部出て来ないので、いつものことながら、
写真を分けて撮らざるを得ない。毎度のことだが、
酌をして歩いてしまうと、
お膳に手を付けないことが多い。今回は
半分ぐらいは食べただろうか。
宴会も大詰めを迎え、いよいよ
フィナーレ。全員で
アーチを作り再度握手をして
SZさんを見送ることにした。筆者も職員会長らと
ロビーまで行って見送った。最後はSZさんと職員会長が熱い
ハグを交していたが、盛大に送別会が開催され、
SZさんは
感無量だったようである。
予約をしておいた
2次会会場に行ったが、集まったのが
5人ほどで、ちょっと寂しい感じがした。この日は
コンパニオンがいないので、
別団体の
年配の女性に声を掛けて、
2曲ほど
デュエットを楽しんだ。
見ず知らずの方と話したり歌ったりするのは、元々苦ではない。相手の方も喜んで
会話を楽しんでいたようで、何よりである。部屋に戻ってから別部屋の職員と
会話をしていたが、次第に眠くなり、いつの間にか布団に入り
熟睡をした。
午前5時前に目が覚めてしまい、
風呂に入って時間を潰した。
朝になって
同室の職員が一人いないことに気付いた。実は
市内のスナックに行って来て、帰って部屋に入ろうとしたが、カギが掛かっていて中に入れなかったそうである。仕方なく
隣の部屋に入って、
冷蔵庫の横のフローリングに寝ていたとのこと。誰もカギを掛けた記憶はないという。これも
思い出話のひとつとして語り継がれていくに違いない。
女子職員から花束を受け取るSZさん。
職員全員が外に出てひとこと言葉を交わし握手で労う。
はなむけの挨拶をする職員会長のIさん。
40年を振り返り感慨深く挨拶をする退職者のSZさん。
女子職員から花束を贈呈され満面の笑みを見せるSZさん。女子職員も笑顔で応える。

最初に用意されたお膳。この他に二の膳もある。

食べやすく細工が施されたカニ。

後出しされるお造り。

牛肉ステーキも登場。
混雑すると、上座に行って酌をするタイミングをとるのも困難を極める。
談笑する職員。
退職者も同僚に交じって、名残惜しく話しこむ。
上座でのお酌のお役目を終え、歓談する同僚。
フィナーレはアーチくぐりで締める。筆者は結婚披露宴のときに、やってもらった経験があるだけ。
ホテルのロビーで退職者と熱いハグを交わした後、ピースサインを送る職員会長。
2次会でデュエット曲を歌うエンピロ。お相手は他グループの女性客。曲名はバックの歌詞から「東京ナイトクラブ」であることが分かる。
2次会も最後は一丁締めでお開き。
宿泊客で賑わう朝食会場「あがらんしょ」。
朝食会場に同僚が次々とやってきた。食欲のない同僚もいたが、次の日に食欲がなかったことはない。

入口に下がっているメニュー表。和洋中折衷で、どれを食べてよいか迷うほどのメニューが揃っている。

朝からエンピロの食欲には同僚も驚く。さすがに昼食は抜くことになった。

朝からカレーといも汁を頂く。

このホテルの売りでもある「朝ラー」が美味しい。

最後はコーヒーで締める。席を立つときは、テーブルに「食事中」のカードを上げておく。

部屋に置いてあった、女将の直筆?挨拶状。さりげない気配りがうれしい。起き上がり小法師はサービスで持ちかえり自由なのだろうが、誰も持って行かなかった。

臨時駐車場から眺めた「御宿ホテル東鳳」

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