きょう
21日は
冬至。例年ならば、
22日が多いのだが、今年
はうるう年ということもあり、今年は冬至が21日となっている。
冬至と言えば、ここ
会津では
「冬至カボチャ」を作って食べる風習が今もなお残っている。筆者は子どものころから
謂れも意味もわからずに
「冬至カボチャ」を食べて育ってきた。
前に話題にしたことがあったが、
「冬至カボチャを食べると『つうぎ』にならない」ということである。大人になるまで
「つうぎ」が何のことか理解できずにいた。
「中気(ちゅうき)=脳卒中」が単に訛って
「つうぎ」だということを知ったのは、
社会人になってからだと記憶する。
小豆(アズキ)は血行の流れをよくする働きがあるから、当方
会津では、栄養価の高い
カボチャと混ぜて冬至に食べる風習が長く続いてきた。昔の人にすれば
「冬至カボチャ」は年に一度の
贅沢だったと言っていいだろう。
女房は冬至カボチャを
前夜に作っておいた。そして今朝
出勤前に家族全員で食べた。昔
おふくろが作っていたものは、
カボチャの原形を留めない
アンコとのコラボで、
すり身状態になっているのが特徴。それに比べ、
女房が作ったものは、カボチャを普通の大きさに切って煮たところへ、
つぶアンを絡めたものであるが、やや
今風に仕上げている。
ちなみに、今回使ったカボチャは
「金山赤カボチャ」である。この日のために大事に保存しておいたが、日数が経過したため、中身が僅かに傷んで来ていた。本来の
甘みも消えかけている。
アンコは市販品の缶詰を代用した。

冬至カボチャに使った使用金山赤カボチャ。

カボチャの外も中身も柔らかくなっている。

細かく切ると、傷んでいる部分がかなり見られる。

「す」が入った状態になったカボチャ。これでは本来の風味が衰えても仕方がない。

水を入れないで煮る。

アズキを混ぜて冬至カボチャの完成。

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