20日(日)に
二本松市に足を運んだ。これは、前日
19日(土)の
福島民報の
朝刊1面に
「合戦場(かっせんば)のしだれ桜」の
写真が大きく掲載され、居ても立ってもいられなかった次第。
「三春の滝桜」に勝るとも劣らない見事な桜の木に写る。福島県に住んでいて
「三春の滝桜」もまだ
見たことがないのだが、
種播きなどの
農繁期と重なり、しかも大勢の観光客で道路が
渋滞し
混雑しているだろうからと諦めてきた。
20日は午前中に、水稲苗散水用小型ポンプの
混合油精製や、
小型ポンプの据え付け、圃場に残っている
藁の運搬などを終え、
思い立ったが吉日で、
親父と
女房を誘ってみた。
親父は、農作業があるということで
「ノー」という返事、
女房と2人で出かけることになった。出発は
午後2時を回っていた。
二本松市と言っても
「合戦場のしだれ桜」のある
旧岩代町東新殿地区は行ったことのない地域である。それでも今は
カーナビがあるので、地図も持たなくても辿りつくことができる。
新聞で話題にあがった
影響もあるせいか、結構な
観光客が訪れていた。そばに行くとスケールの大きさに驚かされる。
「合戦場のしだれ桜」は別名
「大林の夫婦桜」とも呼ばれる。
大林はこの地区の
字(あざ)名である。
「三春の滝桜」の孫桜ともいわれ、滝が落ちるような見事な
紅の花を咲かせる。
菜の花と淡い
ピンク色の
コントラストが美しく、
桜まつり期間中は
ライトアップが行われる。また、
「合戦場のしだれ桜」から
「道の駅さくらの郷」までは
「さくら回廊」として散策できるコースもある。裏山があって薄暗く、しかも
西日が入り
写真の写りはイマイチに終わった。写真を撮影するならば、この場所は
午前中の訪問をお薦めしたい。
次に
旧東和町方面に車を走らせた。
「道の駅ふくしま東和」に立ち寄り、二本松市の
観光案内パンフレット2部を手に入れ、
「にほんまつ春さがし」というパンフレットには市内の桜の名所が
43箇所掲載されている。一方の
「福が満開、福のしま にほんまつ」というパンフレットに
「中島の地蔵桜」の
大きな写真が載っていた。次の目的地はこれで決まり。
旧東和町針生字中島にある。周囲の整備で2009年から本格的に樹形と花が楽しめるようになったという。スケールは大きくないが、
水田を鏡に夜桜が映えるらしい。メジャーでないせいか
駐車場が少ないことが難点。時間の都合で、気になった
「愛蔵寺の護摩桜」に足を伸ばすことはできなかった。今度の機会の楽しみに取っておくこととしたい。
親父が待っている
夕食の準備もあるので急いで帰宅したが、
午後6時過ぎには自宅に
到着した。あまりにも
突然の行動だったが、思いがけず
感動の花見ができた。

高台にある駐車場から出店が並ぶ広場を眺める。

駐車場脇にある菜の花と桜のピンクのコントラストが美しい。

「合戦場のしだれ桜」は推定樹齢170年。「三春の滝桜」の孫桜と言われる。

滝が流れるような桜の垂れ下りに感動する。

ほぼ満開に近かったが、今度の週末まで満開が続きそうである。

裏側に回ってみて撮影。

売店で買った油揚げを食べる女房。

新聞に載っていたアングルから撮影。ライトアップ用の照明器具が見える。

ズームしてみた。

合戦場名物「油あげ焼き」と「焼きだんご」

広場から駐車場側の斜面に咲く桜。

道の駅「ふくしま東和」。道の駅では観光パンフレットが置いてあるので、参考にするとよい。

道の駅でゲットしたパンフレット2部。

二本松市内の桜の名所43箇所が写真で紹介。

見開きで、この写真を見せられたら訪れないわけには行かない。

水田に映し出される「中島の地蔵桜」。

ズームしてみた。

木そのものは小さいが、横への枝張りが美しい。近くに駐車場が少ないのが難点。

ズーム撮影。

ほぼ満開の状態。見ごろはこれから1週間は続く。

地蔵さまに手を合わせる女房。

こちらはサンシュユ?いや、レンギョウとのコントラストが見られる。

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