25日(土)は、喜多方市在住の
妹夫婦の家へ
水稲育苗マットの
種蒔き手伝いに行ってきた。種蒔きの
レギュラースタッフが揃わず、
女房も参戦となった。スタッフが多いと負担が少なくてよいのだが、妹夫婦の
息子のHくんは
仕事の都合で家に帰ることができないという。さらに、
娘のYさんは
こども(ほぼ1歳)の世話をしなくてはならないので手が離せない。昨年同様
Yさんの夫である
Fさんが助っ人に来てくれるので助かる。
Fさんは
非農家の出身で農作業とは全く縁がないが、昨年に続いて率先して志願してくれた。
午前9時30分過ぎから、
妹とご主人の
Kさん、
エンピロ夫婦の
4人で作業開始。ほどなく、Fさん、YさんとFジュニアの一家がやってきた。これでようやく
人員5名が揃うことになる。
「ポット式育苗箱(マット)」への
播種(はしゅ)作業は一般の播種作業とは異なる。ご主人の
Kさんの指示により、昨年Fさんが担当していた
土(床土及び覆土)を入れる役割を
エンピロが担当。やり付けない部署のためか、
2つほどミスをしてしまった。まず最初に下に
こぼれた土をすくって再度入れるのだが、
気付かずにいて、床土が受け皿から溢れ出ていた。さらに床土用の
ビニール袋を逆さまに入れておいたところ、
床土の出口に袋の先が入り込んで一部の土が出なくなってしまったのだ。
女房は
マットを送り込む役割を担当。
妹は出てきたマットを
軽トラックに積んだり、
一輪車で苗代に運ぶ役割を務めた。
Fさんが加わってからは、
エンピロは一輪車で苗代への
運搬役に回り、
妹が運ばれてきたマットを田んぼの中で
据え付けを担当する
Kさんへの
手渡しを担当することになった。
エンピロはここでもまた
ミスを仕出かしてしまった。
マットをいっぱい積みすぎて、一輪車からマットが荷崩れを起こすという失敗をやってしまったのだ。残念なことに
4枚が無駄になったが、マットには
余裕があるというのでホッとした。種蒔き部門から種まきが終了した旨の連絡が入った。
苗代への
据え付け作業は、ある程度の人数が揃わないと容易ではない。
5、6人が確保できると、
機械を止めずに
流れ作業でできる。据え付けが終われば、
ポリエステルの
シルバーシート、
割布(ネット布)、
透明の有孔ポリの被覆作業がある。今度は全員で被覆作業に入った。
風が出てこない時にやらなければならないが、あいにく風が吹き始めてきた。
ビニール掛けは
早朝が理想だが、スタッフが多ければ少しくらいの風が吹いても何とかなる。ただ、
ぬかるみの苗代に苗マットを据え付けて行く作業は、ビニールハウスに苗箱を並べて行くようなわけにはいかない。
女房はこの日のために
田植用長靴を買い求めていた。エンピロは田んぼの中を歩かなくてよい作業に落ち着いた。
3時間ほどで全ての作業行程が完了した。苗代への据え付け作業は容易でないが、
水管理が要らないので、手間は掛からない。
ポット苗は普通の田植えよりも苗が育ってからの田植えとなる。一般の田植えが
「稚苗(ちびょう)」を使用するのに対し、ポット苗は、
「中苗(ちゅうびょう)」での田植えとなり、
田植えの時期は
6月上旬と遅くなる。

レギュラーが揃うまで試運転をした。

種もみがポットに入るのを確認。

覆土されて出てくるマット。

マット入れを担当する女房。

助っ人のFさんが到着して、こぼれた床土を入れ直しをしてもらった。

エンピロが運搬していて一輪車からマットが崩れ落ちてしまった。積みすぎに注意。

Fくん(Fジュニア)は間もなく1歳の誕生日を迎える。カメラ目線で応える。

レギュラーポジションになれば作業もスムーズに運ぶ。

こびり(一服)で一息をつく。

祖父母の働く姿を眺めるFくんと母親のYさん。女房が「いい写真だね」と褒めてくれた。

苗代の中を歩くのは容易でない。風が出てくると作業が困難になる。

最後の仕上げをするKさん。

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