25日(日)は、
喜多方プラザ小ホールで開かれた
「箏と尺八の調べ」を鑑賞してきた。これは、
平成27年度喜多方市民文化祭参加行事のひとつとして開催されたもので、
喜多方三曲協会と
会津都山会の
主催で
喜多方市教育委員会が
共催となっている。
妹は箏(こと)を習い始めてから
7年目になるが、先日我が家に立ち寄った際に、
「発表会があるから、よかったら見に来て」と
チラシを見せながら話していた。
親父が行ったことがないので、誘ったのだ行くことはなかった。妹は期待していたのでちょっぴり残念だったかもしれない。結局は
エンピロと
女房で行くことになった。さらに親父から発表会の情報が入った
S叔母も駆け付けた。
6年前はやはり女房と一緒に行ったが、
2年前は
娘も含め
3人で行った記憶がある。
箏や尺八に特に興味があるわけではないが、せっかくの
発表会という晴れ舞台なのだから、
出演者にとっては、少しでも多くの
観客がいた方が遣り甲斐があるというもの。当然ながら妹のご主人である
Kさんと息子の
Hさんも
“親衛隊クとして鑑賞と応援に駆け付けていた。観客は
総勢100名近くいたと思うが、演奏した人たちの関係者らが駆け付けてくれたのだろう。
喜多方三曲協会の
Kさんが
あいさつした。さらに
喜多方市教育長が
祝辞を述べた。ちなみに、
箏(こと)、
三味線(三絃(さんげん):三弦)、
尺八の
合奏のことを
「三曲」と呼ぶ。この日は三味線がなかったので、
“二曲”といったところか。
オープニングだけは
三味線があった。
プログラムは全部で
10種目あるが、
妹の出番は4回ある。最初の出番は
「もみじば」という曲の演奏。第一箏が7名、第二箏が5名、尺八が3名である。この曲は、
古今集(春道列樹)の
「山川に風のかけたるしがらみは 流れもあえぬもみじなりけり」の引用で、川面を染めて流れる紅葉の
動的な情景と、しがらみとなって停滞している
静的な情景との
対照を面白くして美しい
秋の風物詩を歌いあげている(パンフレットより)。
妹はやや
緊張気味だったが。音がずれているようなところは感じられなかったようだ。
箏には
「十七絃」という種類のものがある。一般の
箏(琴)は
七弦であり、十七絃は図体(ずうたい)もかなり大きい。
楽器でいえば、
「ベース」にあたるものと言ってよいだろう。スタッフが運んで
セッティングしていたが、
カヌーを担いでいるようだった。
5番の
「眠れる春」には地元の
ソプラノ歌手の
唐橋郁さんが登場して、箏や尺八の演奏にあわせて素晴らしい
美声を披露してくれた。6番の
「一緒に歌おう♪」では、用意された歌詞を見ながら、
「十五夜お月さん」、
「もみじ」、
「赤とんぼ」、
「川の流れのように」を観客も一緒に歌った。
箏教室の
先生が演奏した
「飛騨の里」は、やはり
レベルの違いを見せていた。生徒らの演奏はやや乱れたところもあった。
小柳ルミ子の
「春の訪れ」ならぬ、
「秋の音ズレ」があったが、生徒を含めた
発表会であるから止むを得ないところだろう。
2時間にわたる演奏がすべて無事に終了した。
ロビーでKさん、Hさん、女房が妹と顔を合わせた。お祝いとして、
我々からと
S叔母からささやかな
飾り花と
花束を用意させて頂いた。

入場無料の発表会

オープニングは三味線が加わり、「三曲」になっている。

いよいよ妹の出番。

後方中央が妹。

素晴らしい歌声を披露した唐橋郁さん

向かって右側が「十七絃」で、ひときわ大きいことがわかる。

花束を受け取り笑みがこぼれる妹と女房。

妹の旦那と息子も応援に駆け付けた。

箏教室の先生とツーショットに収まる

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