20日(土)は朝から
田植えに従事した。この日は
天気が良く絶好の
田植え日和となった。
温度が低い時、
風が強い時や
雨が降っている時に田植えをやる人はほとんどいない。我々のような
兼業農家であれば、
休日にあわせて計画を組むので、少しくらい天候が悪くても
決行することもある。
晴れの日は苗の
活着がよい。
朝食前に
30a区画の圃場の田植えをおこなった。苗には前日に
水遣りを施していたので、
乾燥の心配はない。
箱処理剤を施して圃場に向かった。相変わらず、
代掻きがお粗末で、
でこぼこが目立つ。土が柔らかいところは植え付けもうまくいくが、水が少なくやや硬い圃場は、植え付けがスムーズに進まない。苗が刺さらず、苗が寝ているものも目に付いた。前日の
水抜きのタイミングも難しいものがある。
朝食を終えて、同じく箱処理剤を散布して
軽トラに苗を積み、2枚目の圃場に向かったのが
午前11時を回っていた。この圃場も決して
植え代掻きがうまくいっているわけではない。それでも
女房と呼吸を合わせ、何とか
30a圃場の
田植えが完了した。続いて、ビニールハウス横の
5aほどの圃場も
凹凸が目立つ。前日に水を掛け直してライトを点けて代掻きを施したのだが、土が
硬い所があり、苗が刺さらないところが発生した。これには
植え直しをしていた
女房も
「こんな田んぼでは、全くごせやく」と
愚痴をこぼす。これで、この日に予定した田植は終了。午後1時30分過ぎに昼食となった。
当初の予定は
20日(土)に
田植を完了するつもりだったが、
植え代掻きを終えていない圃場があり、
エンピロは遠くにある
20a区画の
変形田(台形)の植え代掻きに向かった。前日
水不足により、思うように植え代掻きができなかったので、
前夜に水をたっぷり掛けて
植え代掻きを行った。水を入れた時に、1枚の圃場で
高低差があり、水が掛かるところと掛からないところがあり、植え代掻きには苦労した。こうなれば、田植えに影響が出ることは必至で、
土の硬さ加減で苗が挿さりづらい箇所が発生する。納得のいく植え代掻きにはならなかったが、取り敢えず翌日の田植には間に合わせた。
21日(日)は午前6時30分過ぎから作業を開始した。
20a区画の圃場1枚だけであるが
変形圃場なので、苗の無駄が出るので、少し余分に苗を運搬した。現場に到着すると、やはり圃場は均平でなく、
でこぼこが目立つ。昨年、苗がうまく植え付けにならない理由が後でわかったことを記事にしたが、
植付深さ調節レバーがあったことに気付かなかったのだ。今年は田植えが終了してから
「圃場が硬い・柔らかい調節レバー」があったことに気付いた。しかも、レバーが
「柔らかい」に入っていたのだから、自分でも呆れるばかり。
素人ゆえの
ミスと諦め、
来年の課題と対策としたい。
何とか今年度の田植も終わった。特に
代掻きは
技術を要することがよくわかった。
田起こしの時点で
鋤き返しをするなど、もう少し土を細かく粉砕するなどの工夫も必要かもしれない。
荒代掻きも丁寧にやる必要がありそうだ。
水持ちの悪い圃場などは特に
植え代掻きの
タイミングをずらさないようにしなくてはならない。
試行錯誤だけでなく、
JAの営農指導員や
専業農家などの
アドバイス・指導を受けながら技術を習得したいと考えている。何事も勉強である。
今年は思いのほか
苗が余った。
36枚ほどだが、予備として多めに播種するのは仕方がない。それでも
箱数が少ないと管理が楽になる。
種まきの枚数も
285枚から
260枚程度に減らす予定でいる。

まずは箱処理剤の散布から始まる。

水抜きが早かったためか、圃場の水が少なく硬い。苗が刺さらないところが発生。

後ろを見ながら進む。

サインで応えるエンピロ。

苗は軽トラックから直接手渡す。

苗が落ちていないこともあるので、時々後ろを確認しながら植えていく。余分な苗は積まないことにしている。

田植用長靴。
【5月21日】

代掻きのやり直しで何とか植えられるようになった。

変形した圃場は作業がやりづらい。田植機の進む方向と畦畔が垂直でないことがわかる。

植え直し用に置いた苗。角や苗が浮いてしまったところの補植用にするのだが、いもち病の発生のもとになるので、長くは置かない。

エンピロの植え付けを心配そうに見守る女房。

凸凹が多いが、何とか田植えが終わった圃場。

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