夏場に掘った
ジャガイモは
コンテナに入れたままであったが、
冬場になる前に、
親父が
壊れたストッカーに保存した。毎年の
懸案事は
ジャガイモが
発芽してしまうことである。先日ストッカーの中にある
ジャガイモを見てみると、見事に
発芽していた。
2週間ほど前に、
親父が集落内の
農家の方から
発芽防止方法についての
情報を仕入れてきた。
リンゴを入れておくことで簡単に解決できるらしい。
キウイフルーツや
渋柿の中に入れておくと、
渋みが抜けて甘くなることは昔から聞いていて、今まで何度も実践してきたが、
リンゴがジャガイモの発芽を抑えることの知識は持ち得ていなかった。
親父が貴重な情報を入手してきたので、早速
ジャガイモの発芽防止と
リンゴの関連を
ネット検索してみた。いろんな
サイト「ライブドアニュース」を拝見させて頂いたが、発芽防止に
リンゴを使うことが詳しく書いてあった。
リンゴが発生するエチレンガスによって発芽が抑制されるという。今までこんなことを知らないでいたことが、残念で仕方なかった。
せっかく
情報を得たのに、手を拱(こまね)いているわけにはいかない。実践あるのみである。先日
女房が大きめの
発泡スチロールケースをゲットしてきた。
23日に実践に取り掛かった。まずは、発芽した
ジャガイモの芽をむしり取った。それから、発泡スチロールのケースに並べていった。最後に
リンゴを
1個入れることにした。密封されているので、ガスが漏れることはないだろう。
2箱分完成し、残ったジャガイモは
ストッカーの中に入れておいて、リンゴを入れておいた。開け閉めしない限り、ガスがストッカーの中で発生しているので、いくらかの効果はあるだろう。
通気性が悪く腐ったりはしないか不安でもある。
果たして
春先まで発芽しないか不安はあるものの、結果が楽しみである。ただ、
料理に使う時は、ストッカーや発泡スチロールのケースを開けることになるが、その
ロスタイムは止むを得ないだろう。
なお、
ジャガイモは
冷蔵保存しないことが一般的である。
ジャガイモは低温で発芽しやすいので、冷蔵庫の野菜室に長期間入れておくと発芽するので注意が必要。
冷暗所での
常温保存がいいようである。ただし、
エチレンガスの影響で野菜が早く腐ってしまうことや、
追熟を早めてしまう
バナナなどがあるので注意したい。
【追記及び訂正】12月26日
ある
サイトに
「サツマイモやサトイモなど、一般にイモ類は低温に当てると低温障害を起こすので、冷蔵庫保存してはいけないと言われているが、ジャガイモは低温でも大丈夫なので、冷蔵庫の野菜室に入れても構わない」と書いてあった。低温に向かない
玉ネギと勘違いしてしまったようだ。本文の内容を訂正させて頂きたい。

壊れたストッカーは貯蔵庫に使用している。

発芽したジャガイモ。芽には
ソラニンなどの
猛毒がある。

発泡スチロールケースにジャガイモを並べ、リンゴを入れる。

別の箱はリンゴを見えなくしてみた。

ストッカーにもリンゴを入れた。使ったリンゴは仏壇に供えてあった古いもの(ジョナゴールド)。晩生のフジでは効果が少ない?

果たして
密封していいものか不安要素はあるが、まずはトライしてみる。

除去したジャガイモの芽。
猛毒なので早めに処分。

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