地元
幼稚園の
卒園式が
17日(金)に開かれ、
来賓として出席してきた。開式は
午前10時だが、午前中は
年休を頂いていたので早めに到着した。今年も
卒園児と
年中組の
イスが用意されているだけで、
年少組のイスはない。
年少組は人の話に耳を傾けることができず、すぐに飽きてガヤガヤが始まってしまうという理由からだというが、止むを得ない措置なのだろう。
午前10時に、卒園する
32名(男子20名 女子11名)の園児が担任の先生に先導されて入場してきた。それにしても男女の数の差が大きい。
男子が女子の2倍になっているが、ここ3年ほとんど同じ傾向と言ってよい。
開式に続いて、
園歌斉唱、教頭からの
園事報告と続き、
教育目標、
基本方針、今年度の
重点目標など
園経営の概要が報告された。
続いて、
園長から園児一人ひとりに
卒園証書が授与された。卒園証書を受け取った園児は卒園証書を会場に向けて掲げ
「大きくなったら○○○になりたいです」と大きな声で
宣言する。筆者は卒園式への出席が6回目になるが、この気の利いた
演出を毎年楽しみにしている。そして保護者席で立って待っている
親に
「ありがとう」と言いながら卒園証書を手渡す。ここで我が子どもの成長ぶりに感激し
涙ぐむ母親の姿があっても不思議ではない。卒園証書を受け取りながら子どもの頭を撫でる親がたくさんいた。
卒園児は将来何になりたいかについては、今年も全員の
メモをとったので紹介してみたい。今年は
サッカー選手が
5人でトップになった。以下
警察官が
4人、
ケーキ屋が
3人で続く。野球選手、アイスクリーム屋、パソコンIT技術者、
マッサージ師が
2名いた。マッサージ師と聞いた時は思わず
「いつか頼むぞ」と声を出してしまったw 今年も
大工、
床屋(理容師)がいたが、恐らく
親の職業であることは間違いない。親の職業を継ぎたいという気持ちほどうれしいものはない。今年も残念ながら、ウケ狙いの
「嵐(アラシ)」、
「エグザイル」、
「AKB」と言ったところは登場しなかったようだ。
その後、
園長式辞、
首長の
来賓祝辞と続いたが、それぞれの挨拶の中で、
「おめでとう」と呼びかけられると
「ありがとうございます」と声を出して礼をするではないか。そして、
「あいさつをしっかりしましょう」などの
呼び掛けにはタイミングよく
「ハイ」の返事もする。これは感動ものである。
保護者会長のKTさんは来賓祝辞で
「たくさんの思い出を作りましたね。その思い出を胸に小学校でも楽しんでください」と声を掛けていた。ここでも園児のハイの返事が合いの手のように入って来る。
来賓紹介が終わると、いよいよ
年中組の
入場となる。開式から
45分ほど経過している。先にも触れたが、
挨拶が終わってから入場するのは挨拶している間にざわつくことのないようにとの措置だが、
年中組は騒ぎ出すこともなくよく指導されている。
卒園児は最後まで落ち着いていて、さすがに
“最上級生”の貫禄と言ったところか。3年間幼稚園に通い、頼もしいほどの成長ぶりに、先生方、保護者が眉を細めるのは当然だろう。
卒園式もいよいよ大詰め。いつもながら
「お別れのことば」は涙を誘う。いわゆる
「呼びかけ」というものだが、練習の成果を余すところなく披露した。タイミングよく
ピアノ演奏が始まり全員で
「思い出のアルバム」を歌う。いつもながら目にハンカチをやる母親の姿が目に入る。筆者はこの歌を聞くたびに目頭が熱くなる。そして聞き覚えのない
「みんなともだち」と続いた。
そしてこの日の
メイン曲である
「さよなら ぼくたちの幼稚園」の合唱が始まると、何人もの涙ぐむ母親の姿が目に付く。たくましく、頼もしく成長した我が子の姿に感極まるのは無理のないところ。最後に、
保護者代表の
KNさんが
「3年間の出来事が昨日のように思えてならない。先生方の愛情いっぱいのご指導のお陰と感謝したい」と
謝辞を述べ卒園式が終了した。そして、鳴りやまぬ拍手の中を卒園児が
退場して行った。なお、卒園児は
4月6日、2つの小学校で
入学式を迎える。

めでたい席に「桜湯」が用意された。

卒園式を前に次第(資料)を見ながら待機する来賓。

担任の先生に先導されて入場する卒園児。

園長から卒園児一人ひとりに卒園証書が授与される。

「大きくなったら○○○になりたいです」と大きな声で宣言する。

卒園証書を受け取り思わず娘をハグする母親。

保護者代表挨拶

来賓紹介をする。

卒園児が興味深く来賓を見つめる。

来賓の「おめでとうございます」に園児が「ありがとうございます」と声を揃えて礼をする。

卒園児と年中組の「お別れのことば」に目頭が熱くなる。

卒園児の退場を拍手で見送る。

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