ずいぶん前にリリースされたカール パーキンスのロカビリー セッションのDVDをやっと手に入れました。「いつかは」と思っていたのですが なぜだか後回しになり、そのうちに「レアもの」として高騰し(某通販サイトでは29800円也)購入を見合わせていたのです。
そのディスクの隣には1988年、ダイアー ストレイツのマーク ノップラーをバック ギタリストに迎えてのツアーを収めた「After Midnight Live」というDVDも陳列されていて一応(笑)そちらも併せて購入しました。
リストは そんなに変わらず(笑)クリーム時代からBadge、Sunshine〜、ブラインド フェイスからCan't Find My Way Home、ソロからI Shot The Sheriff、Layla、Wonderful Tonight
その頃のアルバムの曲からはSame Old Blues、ティナ ターナーとデュエットしたTearing Us Apartなどなど。。。
マークに気を使ってなのか やや不発気味のソロ、全体的にゆっくりのプレイなので なんとなく拍子抜けするというか、のめり込めないというか。。。
この頃からピックアップはレースセンサーを使っているので 個人的にそこは聴きどころなのですが。。。う〜ん、今ひとつ。
そして期待していたカール パーキンスのセッションDVD。
過度に期待し過ぎると 案外つまらないものに見えてしまったり、ましてやカールのような大御所とのプレイだと「ヨイショ大会」になって見苦しくなってしまうのですが一切 そういうところはなくエリック、ジョージ ハリスン、リンゴ スター、デイヴ エドモンドらがリラックスしつつ最高のバックアップを見せていました。
嬉しかったのはエリックがずっと愛器ブラッキーをプレイしていたこと。
CDやブートは たくさんありますがブラッキーをプレイしている映像は あまり無いのです。
ブラッキーが名器たる所以が垣間みることができます。
ジョージが元気に 楽しそうにプレイしているのも感動ですね。
「こんなに元気だったのにな。。。」とちょっと感傷的になりました。。。
そして驚いたのはバック バンドにデヴィット ボウイのバック ギタリストとして有名なアール スリックがプレイしていたこと!
アールといえばグラム ロック寄りという印象なのでロカビリーを楽しそうにプレイしている姿は違和感がありましたが 才能がある人は やはり何をプレイしても上手いんですね!(当たり前か(笑))ひと粒で何度も美味しいDVDでした。
エンディングでカールは「こんなに最高のミュージシャン達と最高のオーディエンスの前でこの曲(Blue Suede Shoes)をプレイできたのは初めてです。本当にありがとう!」と涙を一筋流しながら挨拶していました。
ウェットになるわけでなくジョージが、リンゴが、エリックが笑顔で迎えハグ。。。
良いシーンでした。
これはロカビリーファン、エリックファンでなくともオススメの一枚です。。。


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