エリック クラプトン英国公演の興奮醒めやらぬまま
ニューオーリンズの歌姫、アーマ トーマスの
来日公演に行ってきました。
アーマを知るきっかけといえば
やはりストーンズがカバーしたことで
有名なTime Is On My Side、、、
そして憧れであり、尊敬するアラン トゥーサンが
プロデュースした女性シンガーということで
いつかはニューオーリンズで聴きたい!と
思っていたアーチストのひとりでした。
今回のアーマ来日公演は何と
ビルボードからの御招待!
送られてきた2枚のチケットを手にしたとき
「これは是非とも一緒に!」と
真っ先に浮かんできたのは
自分が中学生の頃からお世話になっている
吉益先生という鍼灸の先生であり
大先輩でした。
先生の仕事ぶりに憧れて 鍼灸治療に
興味を持ち、この世界に入りました。
その後 音楽、映画、小説、絵画、
バイク、サッカー、登山、、、
よく「知の巨人」という呼ばれ方を
される方々がいますが
自分にとってまさにその呼び名が
相応しく、実は今回アーマの開演時間より
先生との待ち合わせのほうが
緊張したくらいでした(笑)
(会ってしまえばそんな気持ちを
微塵にも感じさせないフランクな
雰囲気の先生は やっぱりスゴい人なのでした)
客電が落ち、まずはバンドのインスト曲で開演、
サックスがメインの
「いかにもニューオーリンズ!」な
サウンドで盛り上げていきます。
そしてソウルシンガーのライヴの
オープニングで典型といってもいい
「ニューオーリンズの伝説のシンガー!
2006と2009(と言ったかな?)グラミー受賞!
ア〜〜マ トーマス!!」という大層なMC(笑)のあと
真っ赤なスパンコールのドレスの
アーマがニコやかに登場!
いやぁ、素敵です。
「ニューオーリンズまで行かなくても
アランもアーマもミーターズもDr.ジョンも、、、
みんな六本木だの青山だのの小さなホールに
来てくれて 東京って凄いですね」と僕が言うと
「ホントそうだね、、、
良いことかどうかわからないけど。
でもきっと良いことじゃないんだろうな、、、」と
先生が笑っていたのが印象的でした。
It's Raining(梅雨入りした東京にはまさにタイムリー!)
やBreak-A- Way、Ruler Of My Heartといった
大好きなナンバーをしっかり演ってくれて
大満足、、、でしたが、、、
あれ?何か忘れてませんか、、、
Time Is On My Side!!
結局 演りませんでした。。。
アンコールはディランの
Forever Young!!
完全にアーマ バージョンに料理され
荘厳なバラードに。
大感動の中、フィナーレを迎えました。
Time〜なしだったのは
残念でしたが最後の最後にサプライズが。
終演して間もないというのに
エントランスにアーマが来てくれる
というのです。
「あのドアからアーマが出てくると思うと
何か不思議ですね〜」なんて話していると
パープルの長Tに着替え、胸元にサングラスを
引っかけアーマ登場!!
いやぁ、またまた素敵です。
スタッフが何本かサインペンやカラフルなペンを
用意してくれましたが
僕はちゃっかり自分のゴールドの
ペイントマーカーを持参、、、
実はこのペンでアランにもサインを
書いて貰ったのでした。
そのことをアーマに告げると
「Oh,did he?We're good company!!」
(あら、そうなの?私たち仲良しなのよ〜」)と
お茶目に笑ってくれました。
「LOVE Irma Thomas」と綺麗に
書いていただきました。。。
そんなわけでまたひとつ家宝が
増えたのでした。
ロンドンの夜に匹敵する
素敵な一夜を過ごせたことを
アーマに そして吉益先生に
感謝したいと思います。
ありがとうございました!!


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