そんな衝撃的なアルバムを完成させたビーフハートですが、
実は、私が彼の本当の魅力を感じたのはその他の作品。
「Safe As Milk」「Spotlight Kid」「Doc at the Radar Station」他、
そこにはビーフハートの根底にあるブルース魂が満載。
彼の野太い声が良く似合う土臭いブルースロックを基本に、
時にフリーキーなジャズパートやゆったりしたカントリー調の曲など、
バンドとしてタイトでグルーヴ感あふれる完成度の高い演奏。
(同時にこれらを聴いて改めて「Trout〜」の凄さも感じましたが。)