毎度おなじみ・・・ではなく、
かなりご無沙汰なww流浪のコーナー、GH的音楽レビューです。
本日ご紹介するのは・・・「P-FUNK(PARLIAMENT/FUNKADELIC)」です。
FUNK史を語る上で避けては通れない重要バンドですね。
わたくしも心の底から大好きなバンドの一つです。
御大ジョージクリントン率いる大所帯FUNKバンド。
バンドの結成は50〜60年代ごろ。
ジョージの営む床屋に集まってきた連中で
PARLIAMENTSというドゥワップグループを作り、
そのバックバンドとして作ったのがFUNKADELIC。
結成後、その構成でしばらく活動をしていましたが、
ややこしくなんやかんやありまして(大人の事情)ww
2つのグループが別々の名義でレコードデビューしてます。
完全な括りはないものの、あえて音楽性的に分けるとすれば、
PARLIAMENTはホーンや鍵盤中心のパーティーFUNK、
FUNKADELICはファズギターギンギンのブラックサイケロック。
ま、正直近年では括りなどもほとんどなくなってきて、
ジョージが指揮をとるFUNK集団を総称して"P-FUNK"って感じ。
普段「FUNKY(ファンキー)」って言葉って、
"派手"とか"ぶっ飛んだ"とかいった意味で使うと思いますが、
この「FUNKY」という言葉、P-FUNKが作ったようなものですね。
ギンギラギンの衣装を身にまとい、派手なサングラスをして、
中にはオムツ一丁のメンバーもいたりする、奇妙な集団。
マザーシップという乗り物に乗って、地球にFUNKを伝道する為に、
宇宙からやってきたエイリアン・スターチャイルド(=ジョージ)、
などといった感じの、文章読んだだけでわかるおバカな設定(笑)
ところがドッコイ!
ただのおちゃらけイロモンバンドなわけではなく、
派手な見た目に負けないくらい濃度の濃い演奏が魅力的!
細胞を刺激するファズギター、空気を切り裂くホーンセクション、
腰をグッとロックするリズム隊、圧倒的な歌唱力のコーラス。
どれをとっても最上級のクオリティを誇っています。
うねるグルーヴの嵐、まさにONE NATION UNDER THE GROOVE!!
このバンドでのキャリアで地位を確立したミュージシャンも多く、
今年のサマソニに出演するブーティコリンズもその一人。
一緒に演奏するブラックバードやバーニーウォレルもP-FUNK出身。
メンバーの交代は激しいですが、常に有能なミュージシャンが在籍。
そして、P-FUNKの影響を受けたバンドも非常に多いですね。
私が大好きなレッチリやフィッシュボーンもその一部。
あとP-FUNKの楽曲はサンプリングされまくっていて、
後に起こるHIP HOPの誕生にも一役買っています。
ジョージは楽曲の印税契約をちゃんと結ばなかった為、
かなりの金銭的損をしたという話もありますwww
(この流れで熱いモノを感じる
こんな物がお店にあります。やらしい?)
まぁ、とにもかくにも色んな意味でめちゃくちゃな集団。
もちろん、"最高にぶっ飛んでいてかっこいい"って意味です!
宇宙から来たFUNK集団P-FUNK、必聴するべしです!
懐かしの2002年フジロックから1曲。
(動画です。携帯からの方すみません!)
このステージ、生で観ました!最高にエキサイティングでした!
よく見ると、最前列に私らしき人物を発見。(開始7秒あたり)
あくびしてるwwこの時はほんと疲れてたんすよ・・・云い訳?
おまけ:2008年の買い付けで観たP-FUNK。
本国で観るジョージクリントンもカッコよかった!
古着屋GREEN HEAVENオンラインショップ
http://greenheaven.web.infoseek.co.jp/
こちらから全国の古着屋さんのブログが見れます。


11