昨日のヒヌマイトトンボ北限の地訪問の続き。
湿地内で、ヒヌマイトが餌を食べているところをよく見かけましたが、一番すごかったのが、羽化直後のヒヌマイトトンボを捕食した場面。つまり共食いだね。
急いで学生たちを呼んで観察。でも、4人全員が集まらないうちに、食べていたトンボを下に落としてしまいました。
ありゃりゃ?どうしたのかな?
よく見ると、口には頭部と思われるところがまだあり、もぐもぐと食べています。
どうやら、首から下が取れてしまったようなのです。
コウタロウが
「もったいねぇなー」
私も思わず、
「お残しは許しまへんでぇ!」
って言いたくなりました。
下に落ちたトンボを食べる様子はなく、完全な食べ残し。頭のなくなった個体はまだ生きていましたが、ちょっとかわいそう。
一方、湿地内の植物の茎には、ヨコバイが糸状菌にかかって多数死んでいました。
これはかなりの数。
しかも、ヒヌマイトトンボまで糸状菌で死んでいるところを発見。イトトンボの仲間が糸状菌で死んでいるのは初めてみました。
アリタケさんに見てもらいましたが、残念ながら冬虫夏草ではないとのことでした。


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