東京の夜を賑やかに鳴くアオマツムシが福島にも登場して何年にもなるけれど、関東地方ほど急激には増えてこないようです。
でも、毎年確実に鳴き声は聞くことができるようになったので、定着はしているみたい。
アオマツムシは樹木の枝に産卵するため、植樹や植木の移動によって一時的に発生することが良くあります。
今年は郡山市の私の職場に大量の植樹がされたため、職場内でもちらほらアオマツムシが鳴いています。
昨日の帰り道は未舗装の道路脇の草むらで1頭の鳴き声を確認。普通は樹上で鳴くこの虫が下にいるのは珍しい。
一緒にいたトンボ先生のYさんとともに、夜道用の懐中電灯を照らしながら、探しましたが、すぐ目の前から鳴き声が聞こえるのに、どうしても虫の姿が見えません。
夕暮れに男2人がしゃがんで地面の草むらを懐中電灯で照らしている姿はちょっと怪しいかも。
結局、電車の時間になってしまい、タイムアップ。
ところが、今朝、Yさんが
「犬の散歩中、開成山公園で捕まえたよ」
といって、1頭のアオマツムシをくれたのでした。
おおっ、東京ではさんざん見てきたアオマツムシだけど、福島産の実物は初めて。
トンボ採りの時は、トンボ以外は目もくれず、ほかの虫を採ろうものなら、
「そんなものは虫ではない」
と怒っていたYさんが、アオマツムシを採ってきてくれたことに大感激!でした。


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