2月24日〜25日は福島市飯坂温泉で「みちのく会」が開催された。
「みちのく会」なんていうと、なんだか怪しげな集まりのような気がするけど、そんなことはないんだよ。
実は、東北と新潟、北海道の蛾の好きな人たちの集まりなんです。
今回の幹事はロドさん。ゾウムシ屋さんの彼が幹事をやるのも不思議・・・
私も仕事で蛾に関わってたことから参加。地元でやる時くらい参加しなきゃね。
さらに、かつて郡山にいた千葉のSさんも参加。しかも、せっかくだから、一緒にマイマイカブリ採集をしませんか?って誘われちゃった。
オサムシは好きなので、二つ返事でOK!
で、土曜日は朝からS氏と福島市の荒井から飯坂方面へ。
冬のオサムシ採集といえば、オサ掘り!
崖なんかを崩して冬眠しているオサムシを採集するんだけど、マイマイカブリはどちらかというと朽木に多いらしい。
私も朽木からマイマイカブリを採集したことがあるけど、S氏に言わせると、松の立ち枯れがいい、という。多い時は1日で100頭も見つかることがあるというから、思わず、本当?って思っちゃう。
これは、是非、採集のこつを覚えなきゃ、ということで、彼の後について歩くとに。
まずは車の中から立ち枯れを見つけ、車を止めると、すぐに林の中へ・・・
立ち枯れの前で、しゃがむのかと思ったら、立ったまま上の方の樹皮をはがしている・・・
「いましたよっ!」
えっ?そんな上にいるの?
「マイマイカブリは越冬の時も結構上に登るんですよ」
しかも、樹皮の下?
「樹皮の下が適度に朽ちていると、樹皮のすぐ下にいるんですよ」
うへー、これまで朽木採集といえば、倒れている木で、しかもフレーク状の部分を一所懸命ほじくっていたんだけど、全然イメージが違うね。
結局、この日は30頭以上のマイマイカブリを見つけることができたんだけど、オサムシ屋でもない私が案内して、これだけ見つかるんだから、さすがS氏!
あっ、でもね、
「なんで蛾の集まりなのにオサムシ採ってんの?」
なんてつっこみはなしね・・・


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