今日は仕事でdiggerさんの職場へ。
目的はウコンノメイガという大豆の害虫の調査。
この虫は、夏だけ大豆の葉を食べ、春と秋はカラムシやアカソなどのイラクサ類を食べる。
幼虫越冬なんだけど、東北では越冬していないで、多発地帯の北陸から飛んでくるのでは、と言われてる。
そんなはずはないのでは?というわけで、福島県で越冬している証拠をつかもうと調査に乗り出したわけ。
この時期にカラムシなどに幼虫がいれば、越冬していたことになる。
diggerさんの職場では、他にも植物に詳しいS永さん、S井さん、S藤さんも来ていて、総勢5人で河川周辺や林道へ。
昼近くに、突然降ってきた時雨と強風の中、林道を歩くと、日当たりの良い斜面で、S井さんがアカソを発見。さらに、ヤブマオではないかという新芽もあちこちに。
昨年の枯れた茎の状態を見ただけで、イラクサの仲間かどうかわかっちゃうんだから、さすが植物屋さんだね。
ヤブマオの新芽は10pくらいの長さ。葉が小さいけど、これで雰囲気はわかったよ。
今日の目的は、この時期のイラクサがどんな状態になっているかを知るためだったから、ほぼ目的達成。
で、念のため、葉を調べてみたら・・・・あれれ・・糸で巻かれている小さな葉が目に付いた。
開いてみると・・・中に小さな幼虫がっ!
メイガっぽい・・・いきなり、大当たり?
さらに周囲でも数頭発見。
これに勢いを得て、浪江町の請戸川周辺のカラムシでも、巻かれている葉があちこちに・・・この中にも幼虫がっ・・・
なんだか調子良すぎだね。
結局、この日は3カ所で幼虫を確認。
あとは、これがウコンノメイガかどうかを確かめなくちゃ・・・
まだ小さな幼虫だから、飼育しなければならないけど、大きくなるのが楽しみだね。
diggerさん、皆さん、ありがとうございました。


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