三重へ行った際、昼にぶらっと外に出てみた・・・
寒くはないけど、なんにもいない・・・
ふと、道ばたの木を見ると、「ヤマモモ」の札がさがっていた。
「これがヤマモモかぁ」
思わず見上げた視線に、常緑の葉には不自然な白銀色が飛び込んできた。
ウラギンシジミだ・・・
こんなところで越冬しているんだね。
落ち着いてよーく見ると、いるいる!
全部で4頭が葉の陰に止まっていた・・・・
恐らく、鳥には見えないんだろうな・・・下からは丸見えなんだけど・・・
帰路、名古屋の知人・Oさんの職場へ寄った。
Oさんは同業者で、しかもトンボ屋。年に一度か二度、学会や研究会で会う程度だったけど、今回は彼の職場が近いこともあり、ホソミイトトンボが越冬している現場を案内してくれるという。
名古屋から地下鉄とリニモを乗り継いでOさんの職場へ。
案内されたのは、職場の敷地内とは思えないような雑木林。
昼休みに観察しているという・・・いいねぇ・・・
ホソミイトトンボは垂れ下がったような細い木の枝や枯葉に棒のようにくっついていた。
腹部の先の方が微妙に曲がっているのは、どの個体もそうなっているとか。
いる場所はこんな感じのところ・・
写真を撮ろうとしると、ツツツ・・・と裏側に回っちゃう。
なんだかバッタみたい・・・
それでいて、飛んで逃げるわけでもない・・・不思議だね。
次に登場したのは、ホソミオツネントンボ。
ホソミイトトンボは福島県にはいないけど、ホソミオツネンの方はたくさんいるので、馴染み深いね。
こちらは、ホソミイトとは違って、枝のようにピンっと飛び出している。写真の個体は、わざわざひっくり返って枝になっている・・・逆さまになる意味があるのかな?
ホソミオツネンは石の下や人工物の隙間で越冬するオツネントンボと違ってこのように枝に止まって越冬するので、これまで探そうとしたこともなかった。
でも、今回、コツをいろいろと研修?したので、この冬、実践してみようかな?
雪をかぶったホソミオツネントンボ、なんて、871さんのネタにもいいんじゃないかな?

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