今日は仮剥製の講習会。
虫の会会長でもあるKさんを講師に、ゆたさん、871さん、diggerさん、ハルモモさんらいつも?のメンバーが集まった。
場所は、毎年部屋を借りている小鳥の森。
30分ほど遅れて部屋に入ると、すでにみんな真剣な眼差し・・・・
使っている鳥は、交通事故などで死んでしまったものたち。彼らを腐らせるのではなく、標本として残すことで、記録にもなるし、子供たちには、実物を触ってもらうこともできるため、教育効果もある。
私も2年ほど練習させてもらったけど、今回は、午後に予定が入っていたため、断念。
その代わり、先日、愛知で教わってきたホソミオツネントンボの越冬場所を探すことにした。
一緒に来てくれたのが、2年前に仮剥製をやったものの、ウジの出現にすっかり恐れをなしてしまった871さん、そして、裏磐梯でもホソミオツネンを探したいというハルモモさん・・・・
この2人がいると心強いね。
雑木林の中に入って、ホソミオツネンが止まりそうな小枝を3人で探す・・・・
・・・・でも、いない・・・
愛知の時とは、植生も違うのが、林床にある灌木の感じがちょっと違う・・・
そのうち、ハルモモさんが、
「この傷、なんでしょうか?」
見ると、ツツジの枝に連続的が傷が・・・・
どうもセミの産卵痕のように見える・・・・
でも、私自身、セミの産卵痕ってちゃんと見たことがなかったな・・・
この産卵痕は、他の場所でも見つけた・・・・
後で調べたら、やっぱりセミの産卵痕のようだ。
種類にもよるけど、秋のうちに孵化してしまう種がおおいからな・・・
中はからっぱかも・・・
さて、その後、ホソミオツネンはなかなか見つからない・・・
そして、またハルモモさんの叫び!!
「ヤンマタケですっ!!」
おおおっ!!
駆け寄ると、まさしくヤンマタケ!!
ハルモモさん自身、初めて見つけた冬虫夏草だとのこと。
どうやらアカネの仲間・・・・腹部の模様から、ノシメではなさそうだけど、肝心の胸部の模様がひしゃげていてよくわからない・・・
しかも、ここは日当たりのいい斜面・・・色あせているかも・・・
ナツアカネっぽいかな?
これまでの経験で、福島県で、ヤンマタケに寄生されるアカネ類は、多い順に、ノシメトンボ、マイコアカネ、ナツアカネ。
不思議とアキアカネはほとんどいない・・・
さてさて・・・どの種なのでしょうか?
ヤンマタケ発見で871さんも大喜び・・・・虫の目レンズでパシャパシャ撮りまくる・・・
すると、またまたハルモモさんの叫び!!
今度は切り株の上にトビナナフシの死体・・・まだやわらかい・・・
小鳥の森だと恐らくヤスマツトビナナフシだね。
この後、ヤマトフキバッタやカマドウマの仲間の早贄なども見つかった。
結局、ホソミオツネントンボは見つからなかったけど、楽しめたひとときでした。
特に、大物を見つけたくれたハルモモさんには、感謝っ!!です!
裏磐梯で培った実力はさすがですね!

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