今日は、郡山のS.Yさんと白河市南湖公園の昆虫調査。
昨年は7月下旬から11月までの調査だったから、春から初夏の虫を見ていないんだよね。
ツンドラさんからは、この時期だとトラフトンボがいるよって言われていたし、ハルゼミも気になるね。
幸い、今日もいい天気。
でも、そのせいか、人が多い・・・釣り人も多いので、網を入れる場所は限られてしまうね。
湖岸を歩くと、コサナエが飛び立つ。これも春限定のトンボ。
シオカラトンボは羽化したてだ。
湖岸の植物に、小さく赤いものを見つけた。
老眼の目を開いてよーく見ると、ムネアカアワフキだった。
この時期のサクラにいるというけれど・・・
確かに、サクラの枝はすぐ近くにある・・・
クローズアップで見ると、かわいくてきれいだね。
ハルゼミは残念ながら鳴いていない・・・ならば、抜け殻は?
と松の幹を探していたら、トラフトンボの抜け殻があった。
オオヤマトンボはよく松の木で羽化するけど、こいつもこんなところまで来るんだね。
トラフトンボの抜け殻は、湖岸の杭にも結構あった。
湖面では、交尾している個体もいて、いまが発生ピークみたいだね。
県内でも珍らしい?ルイスツブゲンゴロウは、昨年秋ほどではないけれど、ぽつぽつと網に入る。
ガサガサやっていると、羽化したてのイトトンボがへらへらと飛び立つ。
よく見ると、いたるところで羽化しているようだ。
ちょうど咲きかけたコオホネの花でも羽化していた。
羽化個体は圧倒的にセスジイトトンボが多いから、こいつもセスジの可能性が高いね。
水生昆虫では、昨年確認できなかったタイコウチもいたりして、普通種ではあるけれど、種類の追加はできたら、まずまずの成果だね。
それにしても、店屋のある岸辺でガサガサやっていると、すでに隠居していると思われる男性がわらわらと集まってきて、あーだ、こーだ、うんちくを言い始める。
一時期は6人くらい集まり、注目の中での調査となってしまった。
いやいや、こりゃ、一人だったら絶対にできないね。

0