今日の午前中は用事があって動けなかったため、午後から出動!
行き先は・・・やはり気になる松川浦。
まずは、先日、Tさん親子が見つけたヒヌマイトトンボの新産地へ。
ヨシをかき分けて行くも、クモがたくさんいて全然進めない。
入り口で1♂を確認、天敵のアオモンイトトンボが3頭もいたのでちょっと気になる。
早々に退散。
陸地にあがった時、スゲ類の向こうに開けた場所を見つけて行ってみる。
浅い池を発見。
覗いてみると、ハイイロゲンゴロウがたくさんいた。
飛翔力があるから、どんなところでも飛んできちゃのかな?
さて、次はいよいよヤンマの多い湿地へ。
湿地に入ろうとしたら、足下をせわしく飛ぶトンボ・・・
エゾトンボだ。
産卵をしているらしい。
写真を撮ってみるが、真下で産卵しているため、真上から撮ることに。
地面が写るので、トンボがよくわからない。おまけに、自分の長靴まで写って・・・
薄暗い湿地の上では、エゾトンボのオスがホバリングをしていた。
写真を撮ってみるが・・・
なんだかイマイチ・・・Y井さんにはとても見せられない写真だな。
そうこうしているうちに、Y井さんがやってきた。
彼は、トンボに関しては、福島はおろか、国内でもかなりの腕前。
生息地の発見や生態を見抜く力は右に出る者はいない。写真の腕前もすごい!
何を隠そう、松川浦でネアカヨシヤンマを見つけたのは私だけど、発生地や黄昏時の大群飛の場所を見つけたのは、彼なのである。
常に私より数段上を行く・・・まさに真打ち登場である。
彼の目的は、マルタンヤンマが発生している場所を見つけること。
ネットを持たず、200ミリマクロレンズを装着したカメラを持っているところをみると、産卵シーンや黄昏飛翔を撮影するつもりだろう。
彼ならきっとやってくれるはず・・・
2人ばらばらにマルタンヤンマが産卵しそうな場所を探す・・・
まず、私が黒っぽい羽化殻を発見。
ネアカヨシヤンマでもアオヤンマでもない、ヤブヤンマとも違う・・・
マルタンヤンマである!!
やっぱり松川浦で発生していたのだ。迷トンボではなかったのだ!
喜び勇んで、Y井氏のところに行くと・・・・
彼は撮影中・・・
レンズのその先には・・・・
なんと!!
マルタンヤンマのメスが産卵中だったのだ!!
やはり、私よりも1枚も2枚も上手・・・・
彼なら、きっと、空飛ぶ宝石とまで言われているマルタンヤンマのオスの写真も撮ってくれることだろう。

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