29日、虫草祭2日はいよいよ採集会。
宮城県と福島県の県境付近へ入る。
まず、アリタケさんからこれから入る場所の説明・・・・
これだけの人数で入れば、きっといろんな冬虫夏草が見つかるんだろうな。
この場所はかつてはとてもいい林で、珍種冬虫夏草が見つかっているのだが、伐採されてしまったとのこと。
そのせいか、なかなか見つからない。
周囲の人が気になる・・・・・が、やはり思うようには見つからないようだ。
アクアマリンのHさんは、どうしても動くものに反応してしまう、とのことで、カエルを追いかけている。
同じくアクアマリンのM女史も、いわきでは福島県初記録の冬虫夏草を発見するという快挙を成し遂げたものの、今回は苦戦・・・
それでも、彼女は虫カビの生えたナナフシを見つけてくれた。
トビナナフシだが、ヤスマツだろうか、それともシラキか?
一方、私もさっぱり見つけることができない。
あせるばかりでどんどん時間が過ぎていく・・・・
すでに11時を過ぎている・・・・集合は11時半・・・
ま、いいか・・・・
開き直った時、目に飛び込んできたのが、これっ!!
エダウチカメムシタケ
ふう・・・・やっと1つか・・・・
寄主はハサミツノカメムシ♂だった。
これをタッパーに入れ、緩衝材にシダの葉を採ったところ、その葉にクモの冬虫夏草(トルビエラ型)が付いていた。
結局、私の成果はこの2つだけ。
他の人は・・・・・全体的に採れた数は少ないものの、やはり強者はいくつも採集していた。
一方、こうぼうふでさんがフィギュアに最適!と見つけてきたのが、こいつ!
アワブキの葉を食べていたスミナガシの幼虫である。
その奇妙な姿は、大人気となり、たちまち撮影会となってしまった。
特に頭部の奇妙な形は、何のためなのか、本当に不思議である。
昼過ぎ、旅館に戻り、昼食の後、解散となった。
今回はみんなの採集した冬虫夏草を並べての鑑定会とはならなかったが、採集リストは各自提出したので、どのような種類が採れているか楽しみである。

0