15日はS.Yさんと南湖の水生昆虫調査。
前回、ホッケミズムシとミズナシミズムシが確認できなかったことから、なんとか見つけたと頑張った。
その結果、ホッケミズムシは少ないながらも確認することができた。
しかし、ミゾナシは採れなかった。
ルイスツブゲンゴロウも1頭だけ。
調査を始めて4年目。
着実に確認される水生昆虫の種類は増えているが、個体数が減っているような気がする。
それでも、ムモンミズカメムシはたくさんいた。こいつだけは増えているのか?
今回は交尾も確認できた。
夕方、S.Yさんと別れ、私は一人会津へ。
先週採れなかったクロウスタビガ♀のリベンジである。
今日採れないと、水曜日からは出張となってしまうし、月齢も満月に近づいていくため、絶望的である。
ホテルにチェックイン後、午後7時に出発。
山へ向かって車を走らす。
道の駅、コンビニ、自販機・・・・そして外灯・・・
しかし、飛来しているのは、相変わらずクスサン、ヒメヤママユばかり・・・
やっと見つけた・・・と思ったら、ウスタビガのメス・・・
お腹はパンパンである。
こりゃあ、卵がいっぱい入っているね!
クロウスタビガもこれくらい卵を持っているヤツが採れればいいな・・
しかし、目的は達せられないまま時間は過ぎていく・・・
ついに午前0時を過ぎる・・・
とにかく採れるまでは帰らない・・そう心に決めて車を走らす。
そして・・・
午前1時・・・その時はついにやってきた・・・
外灯に写ったシルエット・・・瞬時にクロウスタビだと感じた。
車をバックさせ、外灯の下へ。
間違いない・・クロウスタビだ!
が、オスのようにも見える・・・
つなぎ竿を伸ばして蛾をチョンチョンと触る・・
すると、その蛾は、ポンっと外灯を離れ・・・・
フワフワと地面に舞い落ちる・・・・
メスだっ!!
この時を待っていた・・・・
これで卵が採れる・・・
しかし・・・腹部を見て愕然とした・・
お腹はぺったんこである・・・
先ほどのウスタビガと比べるとなんとも心許ない・・・
気を取り直して、さらに車を走らせる。
今度は立て続けにメスが採集でき、合計4頭となった。
どのメスもお腹はほっそりだが、少しは産んでくれるだろう・・・
午前2時、ホテルへと引き返す。
午後7時から7時間、200キロの道のりだった。

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