最近のニュースでは、伊達市霊山町の一部地区で放射線量が高いと報じられ、住民の避難をどうするか、問題となっている。
このニュースは他県の人からすると、伊達市全体が大変なことのように聞こえるらしい。
野蚕関係の人たちからも、「りょうぜん天蚕の会」は大丈夫なのか、そんな問い合わせが来ている。
もちろん、大丈夫・・・である。
天蚕の会の人たちは、いつもどおり天蚕(ヤママユ)の飼育を行っている。
ただし、野外で飼育する天蚕は放射能の影響を受けるのでは?繭や糸は大丈夫?
そんな疑問も多い・・・
そこで、会では放射線量の高い霊山こどもの村でも天蚕を飼育し、繭が大丈夫なのか調べる予定だとのこと。
こどもの村では毎年、天蚕の飼育展示をしているので、エサのエゾノキヌヤナギを植えてある。
今日は、虫の様子を見に行くというので私も同行した。
こどもの村の放射線量はだいたい3μシーベルト/hとのこと。
滑り台下はかなり高い値とのことで、野外の施設は立ち入り禁止である。
日曜日なのに一人もお客さんはいない。
それでも、天蚕の幼虫たちは、育っていた。
さらに持参した大きな幼虫を放しネットをかける。
果たしてここで繭となる天蚕たちは、何を証明してくれるのだろうか?

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