昆虫学会ではいろんな人たちと知り合うことができた。
大阪のヒメバチ専門家・Mさんからは、クモに寄生するヒメバチのことを教えてもらった。
会場周辺に普通にありますよ、と言う。
場所を教えてもらったうえに、彼がこの日、会場で採集した繭をもらうことができた。
2センチほどのマダラコブクモヒメバチの繭。
翌朝、いただいた繭を見ると、繭からハチの頭が出ていた。
さて、待ちかねた昼休み。
マダラコブクモヒメバチの繭を探す。
このハチは、オオヒメグモに寄生するとのこと。オオヒメグモに狩り蜂のようにアタックして寄生するらしい。
オオヒメグモはどこにでもいるというのだが、クモ嫌いの私がクモを探すのだから大変である。
それでも、オオヒメグモらしきクモはすぐに見つけることができた。植え込みにもいるが、建物の壁だとか人工物に多い。
そして、喫煙所になっているあずま屋のような場所で、繭を見つけることができた。
クモの糸に囲まれている繭はなかなかいい感じである。
ここには抜け殻繭も含めてたくさんのクモヒメバチの繭を見つけることができた。
私があずま屋の屋根付近で採集していると、何人かの学会参加の人がたばこを吸いにきた。
クモヒメバチを探している、と伝えると、どの人も、ああ、そんなのいるね、という感じだった。
知らないのは私だけだったのかしら?
教えてくれたMさんに感謝!

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