もう2週間以上も前になるが、9月15〜16日に日本トンボ学会に参加するため、海獣さんとともに山形県鮭川村へ行ってきた。
会場では、山形県の昆虫研究家・故白畑孝太郎氏の標本を展示してあった。
三角紙のトンボ標本も大量にあり、今は少なくなってしまったトンボがかつてはたくさんいたことを物語っていた。
そうえいば、最近詳しく記録していないような気がする。
今回の国のレッドリストの改訂でも、水生昆虫が軒並みランクイン、ランクアップしている。
ガムシやシマゲンゴロウ、ミズスマシ・・・・
福島ではいまでも普通種で調査に行っても記録すらしない。
しかしこれでは、時が経ち、これらが希少種になってしまったとき、当時、どこにどれくらいいたか、という記録が残っていないであろう。
今回、白畑さんの標本展示を見て、記録することの大切さを痛感した。
今、普通種である虫たちもきっちり記録をしておこう、特に水生昆虫から始めよう・・・
そう海獣さんと誓ったのである。

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