蜻蛉懇談会でUさんからいただいた情報。
まずは、カマキリの話題。
ムネアカハラビロカマキリというこれまで日本では見つかっていなかったカマキリが確認されたとのこと。
このカマキリが正式に発表されたのは、昨年の日本昆虫学会大会での一般講演でのこと。
ハラビロカマキリとの区別点は、次のとおり。
1.本種の方がやや大型。胸部がハラビロよりも長く、一見すると腹部が幅広いオオカマキリのように見える。
2.胸部腹面が赤くなるが、その程度は個体差がある。
3.ハラビロカマキリで顕著な特徴である前脚腿節内側の黄色の3つのスポットが、本種ではあまり目立たない。
これまでに、岐阜、福井、東京で見つかっているとのこと。
さらには、ネットで検索されたハラビロの画像のうち、ムネアカハラビロと思われるものがいつくか見つかっているようだ。
福島県では、ハラビロカマキリでさえまだ正式には記録されていないが、ハラビロ探しの時、このカマキリのことも頭に入れて調査する必要がありそうだ。

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