今日は、地元テレビ局の撮影。
震災後の松川浦の取材である。
まずは、震災後に大発生したクロコウスバカゲロウの巣を撮影。
ここは震災前は芝生の公園である。
今では、砂混じりの荒れ地・・・
かつてのヤンマの大発生地を回り、鵜ノ尾岬近くの大洲海岸へ。
ここで海浜性甲虫の撮影もいいのでは、と思ったからだ。
ところが、堤防にあがってビックリ!
テトラポットの内側には砂利が積み上げられており、波が完全に入ってこないようになっている。
さらにその内側にも真新しいテトラポットが幾重にも並び、とても砂浜とは言い難い風景である。
当然、昆虫類がいそうな打ち上げられたゴミや海藻類なんてのはほとんどない。
それでも、なんとか流木を探し、やっとゾウムシを発見。
ゾウムシ屋のロドさんによると、トビイロヒョウタンゾウムシとのこと。この時期のは白っぽいとのこと。
その後、ハネカクシやエンマムシなど少しは確認できたものの、昨年、ヒョウタンゴミムシをはじめとして多数の甲虫類が確認できたのは雲泥の差である。
このままだと、砂浜自体が失われそうだが、いったい何のためなのだろうか?

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