とつぜん、思い出される。  日記

うちで子犬が産まれたとき、
そのうちの1匹が、弱って死んでしまった。
母は1日前からなんだか息が弱いな、と気付いていた。
犬を良く知る父は、たぶん全部は育たないだろうと考えていた。
次の日、小さなメスの子犬は、母の手の中で死んでしまった。

母は、「目もまだ開いてないのに。死んじゃだめ!!」
と泣きながら、必死に子犬の身体をタオルで擦って…。
どんな悔しいことがあっても泣かない母が、本気で泣いている。

黙っていた父が、母がいない間に松の木のもとに子犬を埋めて。

私が小さいころ、いつも仕事のことで口論になった父と母だったけれど
はじめて、彼らが夫婦であることを感じた体験だった。

人間の成長は止まらない。
たとえそれがだれかの父や母という立場の人であっても。
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