笹団子のひとりごと

鯨の旅のお土産に館山・房洋堂のお菓子を購入。

色々入っている詰め合わせ、花と黒潮の量が一番少ないものを購入。

　

房洋堂名物の花菜っ子はサラサラした黄身あんが入った洋風焼き菓子。　緑茶より紅茶・コーヒーが合いそう。

　

開封するとバターの香りがする牛乳サブレ。

　

ミルククリームを挟んだ牛乳せんべい

　

南部せんべいに近い形の落花生風土記厚焼きせんべい。　ピーナッツがおいしい。

　

ピーナッツの香ばしさを生かした落花生風土記薄焼きせんべい

　

舟形タルトの黒潮物語。　こちらは南国フルーツ味。

　

こちらはチョコレート落花生。　千葉産落花生を生かした方がいいと感じるのは私だけだろうか？

　

隣接する南房総市富浦はびわの産地。　その房州びわを原料にした南房総びわゼリー（飾りびわは中国産だが）。　もうちょっと甘さを抑えてびわの甘味を生かした方がよかったのでは？と思った。

　　

今日は関東で唯一、捕鯨を行っている千葉県和田浦（南房総市）へクジラを食べに向かった。

アクアラインが開通してから房総の道路事情が向上して、東京からはバスが鉄道より便利になったようだ。　東京駅八重洲口からバスに乗車して鴨川まで向かい、ＪＲで和田浦へ。

　

駅は観光案内所が併設されていて、ここで現地の情報を仕入れるのもいいだろう。



漁業の町らしく猫が多かった。　干物を荒らすせいか？大概の猫は人を見ると逃げたがこの猫は飼い猫か？　随分人懐っこかった。

宿の夕食はクジラオンステージ状態だった。

　

最初に現地でとれるツチクジラの肉のステーキ。



向こうの皿にはツチクジラ肉のカツ。
血抜きの関係か？レバーに近い味、食感だった。



右上はツチクジラ肉の燻製、くじらのたれ。
ジャーキーのように固いイメージだったが、意外と軟らかくかめばかむほど味が出た。　南房総、郷土の味でよそでは見たことが無い。



左から　ツチクジラのベーコン、少し上に３０年ぶりに入荷されたナガスクジラの刺身、にたりクジラの刺身、これも房総の郷土の味なめろう（くじらとは関係ないが）

どのくじら肉にも共通しているが、他の動物の肉より油が少なくてあっさりしている。（ベーコンも）　小松正之博士の著作に紹介されている通りなのだろう。　牛や豚と比べると脂肪が少ないのは野生動物だからだろうか？（マグロもトロ以外はあっさりしている）
しかし商業捕鯨が禁止されている現在、くじら肉の単価が高いためなかなか一般に普及しないだろう。

現地で行われたクジラ解体についてはこちらをご覧になっていただきたい。

今回も六花亭で色々買い込んでしまった・・・。



毎度お馴染みマルセイバターサンド（今回は５個入り）



あまり有名でないがおいしいサクサクカプチーノ霜だたみ（５個入り）

　

中札内美術村の売店柏林オリジナルのどんぐりころころ。
最中の皮の中にモカチョコレートが入っている。　内外ともに香ばしくておいしい。　これであなたも中札内美術村に行きたくな〜る。（笑）

　

通販で扱っていないどらやき。　賞味期限は２日。　材料は全て十勝か？
六花亭はさくさくシリーズ以外にも通販で扱っていないお菓子が多々ある。　ケーキは小さいが￥２００以下で売っている。
また、六花亭は洋菓子だけでなく和菓子も扱っている。　もちろんおいしい。



甘納豆のらんらん納豆。　昔懐かしい小包風包装を解くと・・・。

　

中から４つの子袋が出てくる。　甘味を抑えた（十分甘いが）しっとりとした甘納豆。　昔風の砂糖をたっぷりまぶした復刻らんらん納豆もある。

　

マルセイバターサンドについで有名なストロベリーチョコ（ホワイト・80ｇ）女性うけしそうなデザインのカップ入りもある。

六花亭で買い物をするとポイントカードがもらえる。
今回も買いまくりでポイントがたまったのでキャンバスバッグと交換。

　

通販での送り状控にポイントが記載されていてポイントカードとポイントが合算してつかえるらしい。　ポイントと交換できるオリジナルグッズはお馴染み坂本画伯のデザイン。

今回の十勝の旅最後の食事は帯広市の西にある十勝豚丼いっぴん帯広本店で豚丼を賞味。



いっぴんは札幌の焼肉のたれメーカー、ソラチの系列で帯広の豚丼屋の中では新興らしい。　ファミレスのような雰囲気で店員さんは他店と比べると若い人が多い。　店内は日曜日ということもあってか家族連ればかりでお客さんの年齢も様々だ。
他の豚丼屋さんでは豚肉の盛りが３〜４段階なのだが、こちらではメニュー上では何も書いていない普通盛りと特盛りがあるだけ。

サラダまたは梅奴（うめやっこ）と味噌汁が付く豚丼セットを注文。　私は梅奴を選択。



普通盛りなのだが丼のフタから肉がはみ出ていた。　特盛りではどうなることやら・・・。　店は新興だが、味はまずまず。　あっさりした梅だれがかかった梅奴はいい付け合せだ。

いっぴんは帯広の他に札幌にも店がある。　札幌方面のみ訪れる方にも本格的な豚丼が賞味できる。
また、いっぴんは豚丼の具財の通販をしているので腕に自信のある方は挑戦してみるのも面白いだろう。


お試し期間で？無料の帯広・広尾自動車道で帯広空港へ向かった。　対面２車線は日曜日ということもあってか？思ったより交通量があった。（よかったですね。　ムネヲさん（笑）



空路羽田へ。

帯広気温１８℃から東京気温２６℃。　帯広も晴れると昼間の気温が東京と大差ないが湿度は違う。（汗）

最終日の朝、再び六花亭本店を訪れた。

最後にさくさくパイでも食べようかと注文すると・・・。

笹団子「さくさくパイ一つ下さい。」
店員さん「カスタードクリームと新発売のチョコレートクリームがありますが、どちらにいたしますか？」
笹団子「何ぃ〜！　チョコレートクリーム！それぞれひとつずつ下さい」



左：カスタードクリーム　右：チョコレート

カスタードはいまさら言うまでもないが、チョコレートはパイもチョコレートを混ぜて焼いたらしい。　味はもうちょっとチョコ独特の苦味があってもいいのでは？と思ったが子供のことを考えるとこれくらいがいいのかもしれない。

しかし、六花亭の商品企画力には恐れ入る。
恐るべし六花亭！

中札内村には六花亭の文化施設・中札内美術村がある。

かつては六花亭の花の包装紙のデザインをした坂本直行画伯の記念館のみだったようだが後で４つの小さな美術館、レストラン、売店を併設したらしい。

　

中は広々としていて、美術館に入場しなければ無料で楽しめる私設の公演といった雰囲気だ。

食事をするには遅かったので週末、祝日のみ営業の茅葺民家を移設したうどんと甘味の花六花にて白玉ぜんざいを賞味。

　

白玉は小麦、小豆にソフトクリームは牛乳、砂糖は甜菜と材料のほとんどは十勝で賄えるものばかり。　十勝の豊饒な大地が十勝のお菓子天国を生んだのだろう。　その話を北海道新聞社が取材して「お菓子のくに　帯広・十勝」という本にまとめた。　十勝の菓子業界に興味がある方にはお勧めの本だ。



８日は晴れて暑かったからか？じゃがいもの花が一気に咲いてきた。

原生花園から内陸に戻り更別村、中札内村へ。

どちらも十勝の穀倉地帯。　どこまでも畑が続く景色が見られ、天気がいいときに東から西を眺めると日高の山々が見える。　私が好きな十勝の景色が見られるとっておきの場所である。

　

お昼は道の駅なかさつないの豆キッチンで。



ここ中札内村は豆、じゃがいもの栽培だけでなく養鶏、養豚も行っている。　「豆」というだけに豆料理があればそちらにしたかったが、めぼしいものが無かったため豚丼かチキンカツが残り豚丼は帯広で食べたので今回はチキンカツにした。

　

あまり期待していなかったがこれには意表を突かれた。
やわらかくてジューシーできれいな白い鶏肉。　うまい！
新得の鳥せいで食べた鶏肉はここ中札内村が産地。　余計なことをしなければ美味しいに決まっているのだ！　次回訪れた時は豚丼を食べてみよう！　カツ丼、親子丼もおいしいんだろうな・・・。

本日は晴天なので気分を変えて海へ向かった。

途中に豊頃町にあるはるにれの木に立ち寄る。
まだシーズンでないので豊頃町教育委員会の方々が芝刈りをしていた。



普段は静かなところらしくて天気のいいときは昼寝にぴったりなところでしょう。　広い青空の下でのんびりするなんてなかなかできないです。

十勝川河口から海沿いを南に下ると３つの湖があります。　そのうち長節湖、湧洞湖の２つを訪れました。

　

どちらも広々として静かでそこにいたのは釣りに来ていた土地の人だけ。通常、秋口まで北海道の太平洋側は霧が立ち込めるのだが、これだけ日差しが強いのは珍しい。

　

沿道は原生花園。　原生花園というとオホーツク海の小清水あたりが有名だが十勝にもある。
結局、農業には向かない荒地だったために開墾されずに放置されているわけだが広々としたお花畑なんてなかなかない。

　

ハマナスにアヤメ



エゾカンゾウ（上の画像の黄色い点も）

今日はワインの町、池田町で食べ歩き。

お昼はＪＲ池田駅前にある老舗よねくらで十勝牛を賞味。

　

右写真の手前は和風牛ロースステーキセット、奥はすてーきどん。

どちらもボリュームたっぷり。　和風牛ロースステーキセットには茶碗蒸しに野菜のてんぷらまでついていた。　肉は程よい厚さでやわらかい。　理屈抜きでうまい！

よねくらには他にも十勝牛を使った料理に十勝名物豚丼まであり、どれを選ぶかで時間がかかる。

「池田はＪＲで移動で通過するだけ」という方も事前に列車の時刻を伝えて申し込めば列車が池田駅に到着するときにできたてを受け取れるという駅弁があるそうだ。　駅弁に限らずお弁当もやっているので「天気がいいときは景色のいいところで食事」ということもできる。

よねくらにはお食事の他にも名物のお菓子がある。　かつてバナナが高価だった明治から発売されているバナナ饅頭だ。　バナナの香りがする白あんの素朴な洋風饅頭だ。



よねくらのお持ち帰りカウンターの入り口にバナナの看板が出ている。

食後は池田町のシンボルと言っていいワイン城を訪れた。　こちらではワインの製造、研究を行っていて、時間が合えば職員の方が案内をする無料のツアーがある。
ツアーは1時間くらいでぶどうの栽培からワインの製造、貯蔵について詳しく説明してもらって最後にワインの試飲ができる。　好みを言えばお勧めのワインを探してくれる。

隣接して池田町出身の人気グループDREAMS COME TRUEのヴォーカルを務める吉田 美和さんの衣装などを展示したDCTgarden IKEDAがある。　グッズの販売も行っていてファンにはたまらないだろう。　無料なのでファンでなくても気軽に入ることができる。　吉田さんは池田町の町づくりに積極的に参加されているらしく、過去の池田町の町報の表紙一面に写真が掲載されていた。



池田食べ歩きのしめは牧場が直営しているアイスクリームのお店、ハッピネスデーリィへ。

　

店内でラムレーズンとゴマのジェラートをコーンで賞味。　牧場直営だけにうまい！　隣接して（右画像）チーズとパンのハッピネスフロマージュがある。　こちらのパンもおいしそうだった。　池田も食べすぎ要注意の町だ。

鹿肉を堪能した後は東に進路をとって帯広へ向かった。
再び六花亭を訪れることにしたが今回は本店ではなく、帯広駅北に位置し国道３８号線沿いの西三条店にした。



こちらは国道沿いにあるため駐車場に余裕がある。
お店の中には椅子とテーブルがあり、本店同様お店でケーキを賞味できるがこちらは座ることができる。

こちらに来たのは本店と同じく「このお店でないと食べられない」というお菓子があるからだ。

それはさくさくタルト。



さくさくタルトには通年のブルーベリーと苺の他に季節物もあり、季節物の「白桃」を選んだ。
さくさくしたタルトに程よい甘さのクリーム、みずみずしい白桃という夢のような組み合わせ。

このお店のオリジナルにはさくさくミルフィーユもある。　見ているうちに食べたくなったのでこちらも購入。



こちらもさくさくしたパイに程よい甘さのクリーム＆カスタードクリーム、みずみずしい苺と見事な組み合わせ。
こちらにももちろん通常のマルセイバターサンド他銘菓も置いてある。

本当に帯広の人がうらやましい。
帯広は甘党にとって夢の町だ。