笹団子のひとりごと

今日は松江で一番有名なお菓子屋さん、彩雲堂の本店でお買い物。


小奇麗で落ち着いた雰囲気のお店でした。　お店の方の丁寧な接客も良かったでした。　評判のお店、会社はそういう所が多いですね。

今回も東京で買えそうに無い生菓子を購入しましたが、私としたことがお菓子の名前を聞き忘れてしまいました。　名前についてはご了承を。

　



最初は花のデザインの練り切り。　中にこしあんが入っています。


次は葛まんじゅう。　プルンとした葛の中に着色したのでしょうか？鮮やかな黄緑のこしあんが入っています。


次は餅菓子。　羽二重餅ほど甘さ、光沢が無いのですがきめが細かくやわらかいお餅です。　中にはこしあんが入っています。


次は花のデザインのういろう。　こちらは黄色に着色したこしあんらしいものが入っています。
以上が今回購入した生菓子です。

次はお取り寄せできる通年のお菓子です。

　
松江独特の皮むきあんに粒あんを散らした朝汐あんが入った藷蕷（じょうよ）まんじゅう、朝汐です。　やわらかい、甘さを抑えたおいしいまんじゅうです。　これは東京で購入できるときもあります。

　
これは東京では見たことが無い生地にそばを練りこんだ蕎麦じょうようです。　こちらもやわらかいじょうよまんじゅうですが、そばの風味を楽しめます。　こちらはこしあんが入っています。

以上、全てのお値段はこちらも千円札でおつりでした。　やはり安い！

今日は年末には日本中の神様が集まる出雲大社で参拝。

　

参拝後に門前のかねやにて出雲そばを賞味。



こちら、島根県では標準的らしい割子そばを注文！

　
やってきた割子そばからそばの香りがしました。　太めで不ぞろいな麺は手打ちの証拠。　割子そばは上の段からそば徳利に入った濃い目のつゆをお好みでかけていただきます。　余ったつゆは下段の割子にかけて、おこのみでさらに徳利のつゆを加えるということを繰り返します。　薬味は出雲市ではのり、ねぎ、もみじおろしですが松江はもみじおろしが無く細く削った鰹節と大根おろしらしいです。

最後にそば湯をいただきました。

東日本各地のそば湯とくらべると濃厚でとろっとしていました。　そばのをエキスたっぷりいただいた気がしました。

晩には松江の下町にある蕎麦屋、そば清（そばせい）でこれまた出雲そばでは標準的な釜揚げそばをいただきました。　釜揚げうどんなら聞いたことがありますが、釜揚げそばとはなにか？と思っていたら・・・。

　
かけそばではありません。
茹でたおそばにそば湯をかけたものだそうです。　こちらのおそばにはすでにつゆが入っていまいたが、おかみさんからお好みでつゆを追加するよう言われました。
薬味は割子と同じ組み合わせでした。
個人的には温かい釜揚げの方が好きです。
しかし、蕎麦にはいろんな食べ方があるんですね。　奥が深い！

８月１２日追記
後日（８月３日）に訪れたやしろやもなかなかでした。　出雲大社に隣接している島根県立古代出雲歴史博物館の向かいなので博物館を訪れた際に立ち寄られてはいかがでしょうか？


こちらの釜揚げもよかったでした。

ＪＲ松江駅西方の天神商店街など松江大橋沿いの道には松江の有名な和菓子屋さんが集中しています。　今回はそのうち桂月堂を訪れました。



桂月堂さんもほかの店同様、東京のデパートなどに納品していますからやはり当地でしかいただけない生菓子を購入しました。

　


最初は小倉。

大粒の小豆がたくさんで粒あん派にはたまりませんね。　中にしろこしあんが入っています。

次は目覚草。

朝顔のことらしいですね。　求肥の中にこしあんが入っています。
昨日購入した名古屋・美濃忠の朝顔と外見が似ていますが、あちらは光沢のある羽二重餅。　甘さはこちらが控えめ。

次は水面。

水面の石にとんぼが止まっているという風流な意匠のお菓子です。　練り切りの中にこしあんが入っています。　石はえんどう豆でしょうか？

次は涼風。

これは抹茶の淡雪（あわゆき）です。　口に入れるとすぐ溶けてしまいます。　ちょっと苦めというのが落ち着いた感じがします。

ここからは生菓子ではないですが、ついでに購入。

最初は上用。
　
こちらは至って標準的な薯蕷（上用）饅頭 （じょうよまんじゅう）。　標準的なものをそつ無く作るは基本がしっかりしている証拠ですね。

　
最後に小倉最中。　私にとってはあんは粒あんなのでこれはいいです。

ちなみに昨日の名古屋の美濃忠で購入した季節生菓子は￥１，６００くらいでしたが桂月堂でのお買い物は千円札を渡してお釣りがありました。　決して美濃忠があこぎな商売をしているわけではありませんが、松江の和菓子は安いです。


松江の町は夜が早いようで、午後６時くらいで結構シャッターが下りています。　お買い物は宍道湖の夕日を見る前にした方がいいですね。

松江というと和菓子の町というイメージですが、実際はどうでしょう？
ということでミクシーすうぃーつ inまつえ＆いずもコミュニティにて問い合わせてみました。　その結果、きぬさんとアクアマリン☆さんから貴重な情報をいただきました。　どちらもＪＲ松江駅の近くで購入できるというので松江到着後に駆けつけでお店まで行きました。

まず、きぬさんご推薦の松江駅構内シャミネにある縁むすの米プリン。




今流行りのガラス瓶入りプリンの中に・・・。

お米が入っています。　食感が面白いですね。

次はアクアマリン☆さんご推薦の松葉屋さんの噂の生どら

こちらは奥出雲町という町にあるお店で、ＪＲ松江駅前にある一畑百貨店のデパ地下に出店しています。　デパ地下だけに松江の名店も出店しています。

噂の生どらはたくさん種類がありますが、そのうち２種を購入しました。

　
最初は小倉です。　ふわふわの生地にこちらも空気をたっぷり含んだ生クリームがはさんであります。　クリームにはあずきが散らばって、ふわふわ食感を引き締めています。


　
次は抹茶です。　こちらもふわふわ食感＋あずきの組み合わせです。　ただ、抹茶の苦さは抑えてあるので小倉との舌での違いはあまり感じませんでした。

どちらもおいしかったでしたね。　きぬさん、アクアマリン☆さん、ありがとうございました。

名古屋にてもう一泊してホテルをチェックアウトして駅に着くと驚愕の事実が・・。
静岡県内で大雨が降ったため、新幹線が１時間不通になってついさっき復旧したとのことでした。　あちこちウロウロしましたが、結局予約した列車が来るまで待つことにしました。　１時間ほど遅れて予約した座席があるのぞみが到着。　


岡山には５５分遅れで到着しました。

岡山からは伯備線特急やくもに乗り換え。　座席を予約した列車はすでに１時間前に発車した後。　しかし、岡山駅にて停車中の列車のチケットを持っている人たちはさらに遅れていると思われるのでＪＲ側から前の列車の指定席券を持っていたお客はその座席の券を持った人が来たら別の座席に移動するという前提で指定席の空いた場所に着席してもいいことになりました。
　
結局、座った席には岡山、次の倉敷を発車した時点で誰も来なかったのでもうこないだろうとふんだら案の定、松江まで座れました。

　

安心したところで駅弁を購入。　岡山らしい弁当というリクエストに車内販売の女の子から推薦されたのが祭ずし。
たまには風景を眺めつつ、駅弁を食べつつの鉄道の旅もいいですね。

列車は山を越え、谷を越え。


平地に出て下り始めると見えてきました。

そうです。　名峰伯耆大山です。

さらに進むと・・・

汽水湖、中海。

中海と宍道湖を結ぶ大橋川を遡ると松江に到着！

ジェイアール名古屋タカシマヤの地下にある名古屋の老舗・美濃忠にてお菓子を購入。



最初は季節生菓子。
　


青瓢（あおふくべ）は瓢箪形でういろうの生地にこしあんが入ったもの。
ういろうはもっともちもちしたものというイメージでしたが、薄くするとかなり感じが変わってきますね。


石竹（せきちく）はピンク色の外観からういろうのような気がしますが谷川というものらしいです。　個人的にはういろうより粘り気がないような気がします。　こちらは中がしろあん、さらにその中にこしあんが入っています。


朝顔は羽二重餅という柔らかいお餅の生地にピンクと緑の寒天を付けたものです。
甘くて柔らかい羽二重餅の中につぶあんが入っています。


河骨（こうほね）はプルンとした葛の生地にこしあんが入った葛まんじゅうです。　河骨は湿地に生えて夏に黄色い花を咲かせる山野草です。　夏を感じる名前ですね。


生菓子最後は白葛焼（しろくずやき）。
名古屋の和菓子屋さん、長寿園によると、葛焼とは葛・漉し餡・砂糖を合わせ練り、蒸した後に表面を焼いたお菓子だそうです。　表面を焼くとのことですが、柔らかくてそんな感じをさせません。　葛まんじゅうと比べると硬いのかもしれませんが、口に入れると溶けてしまいます。　しろあんの手亡豆が原料の一つで豆の皮の食感がアクセントになっています。

以上５点、いずれも上品な甘さのお菓子です。　モチモチした食感も共通していますね。

生菓子のほかに焼菓子も購入しました。


　

名古屋方言まんじゅうごっさまです。
包装によると、尾張徳川家に嫁いだお姫様が御前様と呼ばれたのが「ごっさま」に転じて奥さんのことを指すようになったそうです。
饅頭は京都の阿闍梨餅に近い弾力がある餅粉が入ったカステラ生地にこしあんが入ったものです。　愛嬌のある女性のデザインの焼印がしてあります。　こちらはお土産向きですね。

明日はいよいよ松江入りします。　乞うご期待！

よそ者がイメージする名古屋というときしめんと味噌カツ。

名古屋駅西口の地下街、エスカで行列を発見！　みそかつ矢場とんの名駅エスカ店です。

　

行列慣れしているのでしょう。　テキパキした店員さんの案内で席についてからまもなく注文したロースかつ定食が到着！

　

一見、みそとロースかつという下手に調理するとくどくなる組み合わせですが食べてみると案外あっさりしていました。　ただ、甘すぎると感じるお客さんがいるのか？お店に貼られた案内では洋カラシをつけるか七味をかけるかして調整する旨が書かれてありました。
量は女性を基準にしたらしく、私には少なく感じました。　そのため、量の多いメニューも用意されています。
お好みでフライを付けることもできるようなので店員さんからせかされてもメニューをじっくり見てお好みにするのがいいと思います。

金蝶園総本家には水まんじゅう以上の看板商品があります。
酒饅頭の金蝶園饅頭です。


　

薄い皮の饅頭で、口に入れると麹の風味がします。　甘さを抑えたこしあんとの組み合わせが絶妙です。　なんだかんだ言ってこういう標準的で飽きのこないお菓子はいいですね。

大垣には金蝶という名がついた和菓子屋さんがたくさんあります。　「安政2年（1855年） に金蝶園饅頭を創り出しました。」というのが共通点です。　決して模倣したのではなく、のれん分けの結果らしいです。


大垣には柿羊羹のつちやもあります。

水の都、大垣には豊富な水を使った暑い夏をしのぐお菓子があります。
その名は水まんじゅう。


城下町大垣には数多くの和菓子屋さんがあります。　そのほとんどの和菓子屋さんに夏になると置いてあるようです。

その和菓子屋さんの一つで大手いこ井の泉に隣接している金蝶園総本家に行きました。



お店の前には水を流している水槽があり、その中に名物水まんじゅうが陶器製のおちょこのような容器に入った状態で冷やしてあります。
お店の前でも水まんじゅうを食べることができます。　サービスで氷水が入ったガラスの器に入れてあります。

　
左がこしあん、右が抹茶あん

皮に葛が使われていて、寒天のように簡単に切れるものかと思いましたが現実はもちもちしていました。　氷水と一緒に食べると涼しさ、葛の皮のプルンとした感触を楽しめます。　甘さを抑えたこしあん、少しほろ苦い抹茶あん。　どちらもいいですね。
梅雨明けで盛夏の大垣の町を歩いて汗をかきましたが、あっという間に汗が引いてしまいました。


「暑いニャー」日陰でお昼寝中のお店の猫ちゃん。

大垣の市街地には今でも川が流れていますが、かつては水運が交通の主力だったため縦横に水路があったそうです。　市街地の南には奥の細道を終えた松尾芭蕉が伊勢へ旅立った渡船場の跡が残っています。

　

大垣を去る松尾芭蕉（左）と見送る大垣俳壇の有力者・谷木因(ぼくいん・右)

豊富なのは川だけではありません。　地下水も豊富で、あちこちに湧き水があります。



その湧き水の一つで市街地にある大手いこ井の泉には土地の人が一人一人ポリタンクやペットボトルを持参して水を持ち帰っていました。　水温は年間を通じて一定らしく、盛夏の今は乾いた喉を潤す冷たい水です。　常に水不足の懸念がある関東から見るとうらやましい限りです。