イランに自動車産業があるのをご存知でしょうか?
今日の読売にイランの自動車産業の話題が掲載されてました。
イラン大衆車「ペイカン」生産終了、40年の歴史に幕
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050524i419.htm
Iran Khodro Industrial Group
http://www.ikco.com/default.asp
この手の「国産車」はインドのアンバサダーが有名です。 こちらも古いヨーロッパの車をライセンス生産してもので40年近くモデルチェンジしていません。
イランのペイカンも似たようなもので、こちらは革命という政治的事情もあるでしょうが私が訪れた4年前の時点では新たにライセンス生産が始まった韓国車やボルボのバスも走っていました。
ペイカンの現地での評判ですが、
「イランという国で@ただいまリハビリ中」より
> 筆者がこれまでに知り合いから聞いているだけでも、新車が家に
>届いたと喜び勇んでエンジンを入れてみたらエンジンがかからない
>(どうやって届けてきたのか不思議)。あるいはギアが一つ入らな
>い。ドアがきちんと閉まらない。マフラーがついていなかった。
>走行中にブレーキがきかなくなった。等々、あげたらきりがないく
>らいです。
>
> さすがに初期不良品は修理、あるいは取り替えをしてくれるらし
>いのですが、数ヶ月待たされることもあるといいます。そのため、
>そんなに待つくらいなら、と自腹を切って修理に出す人も多いとの
>ことです。あまりのひどさにもちろんユーザーは苦情を言います。
>しかし苦情を申し立てた人に対するメーカーの答えがふるっていま
>した。
>「
最近マイナーチェンジをしたからまだ慣れていないのだ。仕方が
>
ないだろう。文句を言うな」
http://sarasaya.exblog.jp/96705/
と三菱もビックリな車だったようです。
イラン・ホドロ社は本当にやる気がない会社らしく、現地で知り合ったイラン人によると昼間っから居眠りをする社員がいるらしいです。 なんだかとっても楽しい会社ですね。
さすがに無理なことがわかったのかとうとう生産を諦めたようですが、インドのアンバサダーが生産中止になったという話は聞きません。 やっぱりインド人にはかないませんな。

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