2006/6/8
仕事の帰りに、帰り道の大通りから少し路地を入ったトコにある
腰の骨を折った友人の家に見舞いがてら、カオを出しに行った。
その時に、今までのワシの目標に対する姿勢に苦言を呈された。
今までにいろんなコトをやって来たケドも
その殆どがやり切るコトなくドロップアウトしていった。
例えば、デザイナーを志して
夜間高校にデザイン課程だけを学びに編入したケドも
最後は仕事でなかなかガッコに行けんで退学した。
それから、Macを学びにコンピューターを習いに行った。
そこで、夜間高校に行ってた時のアナログ的なモンが
役に立ってたんで、それが組み合わされればなぁと考えた。
最前から言う通り、ワシはぶきっちょで
モノの憶えがヒトより多い時間を要するんで
かぁなぁ〜り苦労した。
それやのに…
「カネと時間をかけたさかいに
やってみるだけのコトはやってみたい。」
「これででけんコトにはやってきたコトの意味が無くなる。」
意地だけで、デザイン業界への
就職活動をしたコトがあった。時に年齢は34歳。
"30歳位迄" "実務経験者優遇"
そんなコトバが入った求人広告のオンパレード。
それでも、未経験者でもいけるトコを捜した。
正社員だけや無い。アルバイトの募集を含めて
シラミつぶしに捜した。
それで、やっとこ一社の内定を貰うコトに成功した。
せやけども、待ってたんは"現実"やった。
同時に入った人間っちゅうのが
専門学校卒業して入って来た"第二新卒者"の若いコやった。
仕事を教える人間の態度もなんか違う様に感じた。
そりゃ、そうである。そのヒトからしたら…
「今更、なにしに来たんや?」
っちゅうカンジやろう。ワシでもそない思うかも知れん。
なんせ、ドラフト上位とノンプロで会社が潰れて
テストを受けてやっとこさプロ入団を漕ぎ着けた人間位の差がある。
今の仕事をやってるっちゅうコトは
少なくとも今はデザイナーっちゅうヤツではない。
縁をスパッと切るコトを決心したんは
最初で最後の"給料明細"を見た時である。
「このままココに居り続けても
このコの後塵を被り続けるだけやろなぁ。」
そない思てるトコに、"箱"を積んだ単車が目の前を通った時に
素直に、"メッセンジャー"への復帰を考えた。
「ワシはやっぱりあの仕事が好きやったんや!」
それからは一切、"デザイナー"っちゅうモンは考えて無い。
いっぺん"負け"を認めて立ち去ったコトである。
職業上の"夢"っちゅうか"目標"を定めた時に
ワシは、真直ぐな道を引いてしまう。
「発想を変えて"廻り道"するんも手やで!」
今日はそない言われた。
ワシは過去に辿り着けんかったモンに対しては
一切の未練を捨てて、振り返るコトは極力避けた。
「別のコトをやってて、過去のデザイナーを志した時の
経験を使いながら上手く組み合わせて成功してら
そこから道が開けてくるんやないかなぁ?」
うん、たしかにそうやねぇ。
目からウロコである。
せやけども、我がのスタンスでは納得しきれんのやなぁ。
やっぱり、"ぶつかる"っちゅうコトで
達成感っちゅうモンって生じてくるやろうし…
せやけども、"ひとつの方法"としては魅力はある。
それが出来んかった過去のワシは
そのヒトからしたら、間違いやったんやろうし
出来んかったワシはドンくさいんやろう。
せやけども、ワシ自身は"間違い"があったからこそ
今のヒト付き合いっちゅうモンもあるし
今の自分っちゅうモンもある。
せやさかいに、"まっすぐにぶつかる"
っちゅうのもひとつのスタンスやったんかなぁとも思う。
得心出来たんかの答えは、死んだ時にしか出んやろうがねぇ。

0
投稿者: GAMMY-SOSA
詳細ページ -
コメント(2) |
トラックバック(0)
1 | 《前のページ | 次のページ》