2010/4/7
ジャイアンツ 木村拓也コーチ 死去。
この話題を綴ってるブログは多いと思うケドも
野球を見てるモンとして、ワシも今回は話題にしてみたいと思う。
ファイターズに居った時は目立った活躍はして無かったケドも
名前も覚え易いっちゅうのもあるケドも
守備のええ、わりかし玄人好みのする選手やなぁと感じてた。
ちょこっとして、カープにトレードされたケドも…
「勿体無いんやなかろうか…」
っちゅう風に感じた記憶がある。
しばらくしてカープでレギュラーを取り
ホンマにスキルの高さが証明された。
若手起用にシフトしたいっちゅう当時のブラウン監督の方針により
ジャイアンツにトレードされた時、本人もそう思たそうやケドも…
「"飼い殺し"されるんやなかろうか…」
っちゅう風に感じた。
それドコロか、主力の代役をキッチリ計算出来る
職人的な活躍により、原監督の信頼を得た。
夕方、動画を観てたんやケドも
昨年の終盤、優勝争いの最中に延長戦に入り捕手不在になったジャイアンツ。
そんな時にピンチを救ったんが、彼の10年振りの捕手起用やった。
コレは球史に遺る、出来事になった。
そのプレースタイルを観て、草野球で捕手暦のあるワシの眼から観て
"理想の捕手像"やった。特に捕球姿勢はホンマにそのものやった。
ポピュラーなスタイルとして
片膝を立ててその上にミットを構える捕球姿勢がある。
確かにストライクゾーンのギリギリを突く上で
投げ易いっちゅうピッチャーも居るやろう。
実際に、ワシもそうやってたトがあった。
せやケドも彼の捕球姿勢は、常にカラダの真ん中にミットを構えてる。
コースを突きたい時カラダを大きく移動させても
ミットは常に、カラダの真ん中にある構え方である。
特に感心したんが、インコースを要求する時に
打者に被りそうな位置までカラダを寄せてまでもミットを真ん中に構える。
捕手を経験して、なんで打たれるかを考えた時に
ワシの構え方に問題があるんかなぁと反省した時に…
「ミットをカラダの真ん中にしたらええんかなぁ…」
っちゅう風に思た。
特にインコースの構え方を観た時に
ワシの考えは間違いや無かったんかなぁと感じた。
どのピッチャーかて、絶対にバッターには当てたく無い。
せやさかいに、どんだけバッターの近くで構えても
自然とストライクゾーンにタマを投げて来るやろう。
っちゅう、ピッチャーの心理をあんじょ考えた構え方である。
ハナシは代わるケドも、彼にはホークスは痛い目に遭わされてる。
一昨年の交流戦で、前年までホークスに在籍してた大道選手が
九回2アウト2ストライク3ボールの絶体絶命的な場面で
同点ホームランを打ち、逆に流れがジャイアンツに傾いた。
延長戦に持ち込まれたその試合を決めたんが彼やった。
キッチリとサヨナラヒット打たれた。
彼のプロ野球のスタートは"ドラフト外"
そこから、コツコツと努力して仕事場を得て来た。
そのチームの状態を把握し、何が必要かを考えて
必要とされる時に、要求通りの仕事をこなす。
ホンマにクレバーな野球選手やった。
37歳。まだまだ若いだけに…
残念っちゅうより、無念である。

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投稿者: GAMMY-SOSA
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