ボードウォークへの道のり  コミュニティ

昨日の午後は、NPO関係で雨のなか、苫東のつた森山林へ。

おととし、天皇陛下が来道して行われた、T山林の全国植樹祭
跡地で、今、森の中の青空公民館作りのような試みが始まっています。
新しいタイプの森のコミセンみたいな依り代。

リストラ前のわたしのフィールドであったことなどから、跡地の利活用の
アドバイザーとして会合に参加してきたのですが、車椅子の方々でも
気軽に参加できるようにと、今、ボードウォークとトイレづくりについて
話題が進み、昨日は車椅子関係者6名を交えて意見交換。

筋ジストロフィーで寿命は20歳までといわれたSさんは今30歳を越えて、
ますます筋力が落ちる自分の体力と闘いつつ、お母さんと一緒に
参加。恥ずかしがりながら、
「こんなことができるなら、夢のようだ…」小さな声でいいました。

障害者ダーツの支部リーダーを務めるもう一人のリーゼントのAさんは、

「昨年、ここに出向いて初めて自然って、林ってすごいんだなあ、と
知りました。本当に去年、初めてでした。車椅子で森にアクセスすることはありませんでした」と。

スポーツタイプのマイカーで来たもう一人のRさんは、

「車椅子の人間として特にアドバイスができなくてすいません」
と前置きしてから、
「トイレはできればログのようなもので組まれたらどうでしょう」と
提案。こんなことがもしできるなら素晴らしいな、と付け加えました。

期待していなかった喜びを得た、というのが感想のベース。これには
考えさせられます。ユニバーサルなアクセスはまったくなっていない身の回り。
一方、とても完備されているのが、「イオン」なのだそうです。(あ、ヨダンデス

で、

T山林を背景にした広場の利用。そこをプラットホームにして
いま、NPOや協力者が参集して、善意のつながりが始まったところです。余った木材やその他の廃材、それから情報と人のつながりをくわえてやりくりしながら、ゆっくり進む道のり。

車椅子でやるどんぐりの種まき、ハスカップ採取の小径、作業台、ボードウォーク、広場になるパネル、そして大きな課題であるトイレ…。

道のりは結構遠い感じ。けれども、こんな風にして到達できた、というゴールもすうっと思い浮かべられる所をみると、このメンバーならいい線行くかも。

奉仕で積み上げる活動の快感と一歩一歩の小さな満足。
それはこれから築いて行くべきそれぞれの地域社会やコミュニティの
しくみの真ん中に隠された果実のようなもの。そこにはwin-winの
関係があります。

それら個々の取り組みが地域の宝につながるということを、もっと社会に発信する意味があるのだろうと思います。実は地域にはこういう取り組みが普通に存在しており、どうもこれは今日日のおぞましい殺人などの反対側にあるようだからです。

写真は雨に煙るハスカップ畑=フィールドの隣接地。クリックすると元のサイズで表示します
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