黄昏の森を歩く  土地の魂

夕方はうら寂しい、とよく言います。憂鬱な気分とも近いときも
あります。が、どこか、気持ちの落ち着く、懐かしさが漂い、内観に
誘われるような、壊れやすいかそけき時間、たそがれ。

大好きな小径をいくつかもって、それを四季折々に歩いてみます。
風土とのつながりがいやまし、水に洗われるような散策。

黄昏時のランブリング(そぞろ歩き)で、足長おじさんに手を振り
童心にかえりました(笑い


黄昏ついでに、白秋の詩を。

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「たそがれどき」
          北原白秋 

たそがれどきはけうとやな、
傀儡師の手に踊る
華魁の首生じろく、
かつくかつくと目が動く・・・

たそがれどきはけうとやな、
潟に堕した黒猫の
足音もなく帰るころ、
人霊もゆく、家の上を。

たそがれどきはけうとやな、
馬に載せたる鮪の腹
薄く光つて滅え去れば、
店の時計がチンと鳴る。

たそがれどきはけうとやな、
日さへ暮るれば、そつと来て
生胆取の青き眼が
泣く児欲しやと戸を覗く・・・・・

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