ニセのバスと認知症  林とこころ

先日、母が他界して、みちのくの、縁戚の多いコミュニティに数日お邪魔しておりました。高齢社会とはまず高齢のおじさん、おばさんと一緒に暮らすことだということ、そしてその方々の多くはまだらに認知症になっているということ。

まわりのみんなは、かつてもこれからもこういうものだと知っており、病気扱いなどしないから、申し訳なさそうにうつむいているまだら認知のひとに、含むように何度でも話しかける…。これができない都市は、認知症を隔離せざるを得なくなるのでしょうか。

この↓ドイツの話は認知症の傾向と対策として注目しました。ただ、やはり、人はみな大なり小なりこうなるということが、ちょっとだけ悲しいじゃありませんか。SNSに投稿してみると心遣いだ、ヒューマンだという声もしっかりあります。耳をすますと、意外と、身内にまだらな認知症の親を抱えておられる方は多いような気がします。

http://mojix.org/2012/08/26/alzheimer-bus-stop

(HさんのFACEBOOK記事から引用しました)



雑木林&庭づくり研究室
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/index.htm
NPO法人苫東環境コモンズ
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/commons00.html
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世界の中の日本  林とこころ

今年のロンドンオリンピックを見ていて、とても印象的なことは、受賞した
選手たちが「楽しんだこと」と「支えてくれた人のおかげ」という、個人的な
こころの襞と、感謝をいつもより頻繁に表現していたことだった。以前にも同様の
ことは語られていたことであっても、今回はとても揃っている感じがする。

これらを聞いたり読んだりするにつけ、大雑把に言ってアイデンテティのバランスが
変化している、と感じる。個の確立、自立といわれる自分の世界と、信頼をもとにした
つながりやチームワークの力も付けていく面とのバランスが、一皮向けたような
インタビューが多くなった。個の自立という難問をスルリと潜り抜けたような爽快さが
ある。緩やかな「ひとり」を、お互いを支えあう気持ちが取り囲んで、力になる。
いわば止揚というような世界。

もうひとつ印象的なのは、雑誌「致知」で日本サッカー協会の田嶋幸三氏がいう論理的
言語能力だ。サッカー選手がインタビューで語る戦術や抱負が、ここ数年「しっかり」
したものに感じさせるが、これは氏によれば「何をどう伝えるか」という言語技術、
そしてエリート教育だという。トップアスリートは世界に幅立っていく今日、彼らは
世界と渡り合うために必要な言語能力の向上を重要視する、せざるを得ないという。

以心伝心ではない世界。自分はこうしたい、だからこんなパスがほしい、と
考えを伝えるのである。海外を一人で旅行したり外国語を勉強しているとき、
これはよく感じたことでもあった。日常は、ひとり、俳句の世界に浸っているわけには
行かない。こうしたいので、こうしてくれないか。これを常に発して
いないとことは展開させるのが難しかった。そんなことをふと思い出した。

チーム力の開花、そして自己主張できる言語能力。一見、相反するような能力の合力が
ロンドンの風景をちょっと違ったものに見せているような気がする。

雑木林&庭づくり研究室
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もがきと脳のきしみ自覚  身体

自然とは感性で付き合おう、などといっていながら、
その感性すらどんどん閉じて、錆びて、感動すらしない、
見下げたものになった、と驚くことがあります。これは実は
新鮮な驚きです。

でも、日頃、もっと感性や知覚全般を磨く訓練でもしようか、という
気分にはまだ、どうしてもなれないでいました。思いがたどり着くのは、
「それが老いというものだ」という静かな諦めです。

どうしてそうなっていくのか。これはなかなか興味あることです。
このごろ思うのは、「知」へのもがきを早々に切り上げて、自ら
許容することへの誘惑。自他共に対して、いいよ、いいよとつぶやく
のです。

たまにその誘惑に抗う、struggleすると、脳がきしむのがわかります。
チャレンジすると起きるこの不協和音、そしてこれはこれで伴う快感。
自ら、何故なんだろうと疑問を追いかけるほんの小さなことが、
日頃使っていない別の脳を働かせているという実感が明らかにあるのです。
さび付いた筋肉をストレッチして伸ばすあれと一緒のような感覚。
ギシギシ、メリメリ…

さて、メインとしてどちらを選ぶのか。易きを選びたいわたしはふと
立ち止まります。yogaのアーサナは毎朝の勤めとして長い間続いて
いるけれど、脳のことは放置してきました。心身の健康と言うならば、
こちらもないがしろにはすべきでない。

(しょうもない、老いのメモにお付き合いいただいて恐縮です。m(__)m
先輩諸氏の傾向と対策、ご意見ご感想など頂戴できれば幸甚に
存じます。)



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タグ:  老化 チャレンジ




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