菩薩の死  林とこころ

雑誌「致知」で出会った空海のことば。「過ちを犯して地獄に落ちても仏にいたることは可能だが、よいことを知っていて伝えない罪は大きく仏への道は閉ざされてしまう」。

なんと、常識からは離れたスーパーな感じ。よいことを人に伝えず知らん振りしていれば菩薩の死だ、と。引っ込み思案、出たがらず、奥ゆかしさなどという性格や徳めいた態度を厳しく否定しています。まさに、なんと、です。

菩薩というのはまだ仏に至る前段で、いつでもタミの力になってくれる有難いお方。希望の光であります。これは各人が菩薩の可能性を本来備えているというとてつもないメッセージが前提になっているように読めます。

つまり、仏性(誰にもある本当の良心みたいなもの)としてある積極心をスポイルするな!修行(=人生)で到達した知、悟りは周りに伝えよ・・・。

この力強い肯定。われわれ市井の人間に積極心で生きよという道筋を示す魔法の言葉か。



雑木林&庭づくり研究室
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/index.htm
NPO法人苫東環境コモンズ
http://homepage3.nifty.com/hayashi-kokoro/commons00.html
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タグ: 仏性 積極心 肯定

国際コモンズ学会  林とこころ

先週前半は、山梨県の富士吉田市で開催された国際コモンズ学会に出席してきました。
出席であり、参加ではないのが情けないですが、昨年9月に提出して申し込んだ
発表のための英文アブストラクトをこの3月に取り下げて、単なる出席にしたのでした。

ところが、5月になって主催者の共同代表である米デューク大学のマッキーン先生から
直接メールが届き、とてもおもしろいテーマだから是非出なさい、発表しないのは
もったいない、と何度かお誘いいただきました。でも英文20p近いフルペーパー提出と
いう義務を3月に聞いて恐れおののきとっくに断念したのでした。
(その後、学会で伺ったら、フルペーパーは義務でなくなり、出さなくても発表はできた、と聞きました)

しかし、わたしは研究者ではないし学会発表でキャリアがアップするわけでもない、
一介のコモンズのプレイヤーですから、ほとんど未練もありません。むしろ、世界の
コモンズの雰囲気を体感するだけでも十分だと思っておりましたし、実際、非常に充実した
3日を過ごすことができました。

充実の理由は、マッキーン先生をはじめ、多くの海外の研究者と実際に話すことが
できたこと。長話ではありませんが何を専門にしているか、と言うことだけにしても
うかがい知る面がありました。もちろん、こちらの状況も簡単に説明し、数人には日本語でありますが、画像ふんだんなパンフレットとニュースレターを差し上げました。

山中湖畔の宿で一緒になったエチオピアの青年サムエルくん、メキシコのルルさん、
このほか、数人のイタリア人、インドのひと、マレーシア、デンマーク、ドイツ、
英国の方などなど。学会はシャトルバスに乗った瞬間からホテルに着くまで英語漬けです
から、まあ、バスや朝食やお昼など隣り合わせになった方々と、かなりフランクにフレンドリーに話すことになります。

そんなことでなんとなあく、わかってくるのはコモンズの概念は広く地球規模でテーマにされていること、つまり土地と人がいれば必ず発生する土地問題を解決する一つのルール、考え方だということでした。

日本の方の発表では入会や財産区という仕組みの歴史展開など、とても興味深いものが
いくつかあってとても勉強になりましたが、こと北海道と言うことになると、この
入会や財産区が当てはまるところがほとんどありません。わたしの当初のもくろみは、
北海道が国内ではなく北欧フィンランドの、everyman's right 万人権に似ているのではないか、と言うことを論証するモノだったのもそんな背景があるからでした。

水曜日の午前に最後に聞いた米国人二人のコモンズ発表は、圧巻でした。おひとりは
James Thomsonさん。マッキーン先生が是非聞くようにすすめてくれたかたです。
もう一人のエリザベスさんもそうでしたが、比較的声が小さかったり、原稿見ながら早口にしゃべる方も多いなかで、ゆっくり、明瞭に、ヘッドアップして、何かを伝えようと
プレゼンテーションにのぞんでいるのでした。プレゼントは本来そういうものだったのでしょう。

ともかくも、2013年の一つのチャレンジが終わりました。クリックすると元のサイズで表示します



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