森の管理を設計する  林とこころ

大学の森林科学の研究者をアドバイザーにして、環境系の技術士3人の合計4人が、

NPOの森のとりあつかい方向を議論した。林の中を歩きながらの検討も含めて

今季5回目になる。日ごろから、自分のフィールドをもち、自ら積極的に自然に

働きかけ観察も怠らない4人ならではのコメントがだされ、いずれも謙虚な発言が

続く。



なにか、森林という自然のオーラのようなものに感化されるのだろうか。自然な

語らいのうちに、かなりドラスティックでプロアクティブな方向に近づいている。

そこには、地域みんなの財産である森林を扱うことの責任、もっといえば、

something great からの信託のような風を、わたしは嗅ぎ取る。





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雑木林&庭づくり研究室
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NPO法人苫東環境コモンズ
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ゆっくり話す意味を考える  身体

この半年ほど、人前でスピーチをする際にゆっくりしゃべることにしました。その理由はいくつかあります。

@昨年春の国際コモンズ学界におけるふたりの米国人のプレゼンに感動したこと

Aそれは論旨明確で、言語明瞭、ゆっくりコンパクトなスピーチで表情ゆたかだったこと(=これぞプレゼンか!)

Bそれ以来、自己満足的では意味がない、と反省したこと

C「ゆっくり明瞭」という型をめざすと、逆に内容がついてくること

D脳の回転がダウンし早口のしゃべりが自分自身に合わなくなっていること

などです。


特にCがわたし的には新鮮な発見でした。こうすることによって、考
えながら言葉をじっくり選んで話すことができるため、Dにもつながっています。

えー、とか、または言葉にちょっと詰まったり、やや不自然に聞こえるかもしれない微妙な間合いも、もう特に恐れることはありません。加齢とともにそうなったほうが自然なようだから、まあ、身を任せようという甘えがあってももういいでしょう、という小さな悟りのようなものです。

それにここ2年程前から無意識にしゃべる日常会話で、ずいぶん「かむ」ことが増えたことに気付いていたのです。


「あれ、おかしいな」と思いつつ過ごしてたどり着いたのも、やはりこのスローなスピーチへの転換でした。こうすると、ここぞと
いう話す場面でスイッチが入れると、実際「かまない」のです。
びっくりです。

(画像は2週間で開葉した水挿しのコブシの芽)
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産土(うぶすな)の感覚  林とこころ

たまに書いてきたことでもありますが、土地には根っこに神様のようなものが
いらっしゃるということを経験したことがあり、その思いは今も続いています。

その神秘的な体験は、湿原でひとり植物の調査と採集をしているときでした。
ヨシを主としたその平原は長靴がぬかるようなジュクジュクの状態ではありましたが、
人知をこえた何かが司っているとしか思えないシステムをそこに感じたのでした。

樹木なら年輪が証明する指標を湿原は目に見えて持たないけれども、植物のありようが、
林よりもずっと長い年月を越してきたことを発信している。地質年代のそれでした。

それ以来わたしは、博物学を飛び越えた別の世界に目覚めてsomething greatの
存在に耳目をそばだてるようになりました。

それからざっと35年あまり。その思いは今も変わらず、年に数回訪れてはひとりで過ごす
雑木林の小屋でも、やはり、土地の深いところで人間と共有する土地の感覚というものの
においをかぎます。今はもはやセレモニーのようなひとりの時間を作らないと、
一対一の出会いはやってこないのですが、そんな舞台装置ができてもこれは至難なわざです。

さて、その土地は、特に自然は所有権をこえてみんなのものではないのか。土地はみんなで
付き合う方法はないのか。あらためてその思いをもちます。そのコントロールは、
今の人間には無理かもしれない・・・。

しかし、土地との感覚の往還は日常極めて難しく、わずかに花鳥風月を目にする
レベルで止まっています。もし詩人の表現力で、大地との往還を歌うことができた
ならば、世界はもうひとつ描くことができるのに。そして知恵もでてこように。


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